活動報告

大学・研究室行事

大学行事として、学生フォーラム、ソフトボール大会、オープンキャンパス、卒論発表や卒業式などが開催され、こうした行事には積極的に参加しています。研究室行事として、鶴舞公園での花見、ゼミ旅行、スポーツフェスティバル、新年会など、1年を通して楽しいイベントを開催し、メンバー同士の親睦を深めています。

2017年4月5日

第1回(第41回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第1回(第41回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

安城更生病院の外科・婦人科病棟にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

卵巣癌の術後補助化学療法として用いられるベバシズマブ+パクリタキセル/カルボプラチン(BV+TC)療法における副作用として、血圧上昇、末梢神経障害、骨髄抑制、タンパク尿、および脱毛などがあります。血圧上昇はBVに特徴的な副作用であり、治療期間中は血圧値の推移を確認する必要があります。家庭血圧が高い患者の面談を通して、適切な血圧の自己管理ができるように指導しました。適切な血圧の自己管理からBVの適切な副作用評価の実施と治療の継続に繋がり、検査値の適切な評価の重要性を学ぶことができました。今後のアドバンスト活動において、使用薬による副作用とその発現時期を把握し、適切な評価や対処法が提案できるよう精進していきたいと思いました。

(報告者:浮貝真子)

【安城更生病院】
「ベバシズマブ+パクリタキセル/カルボプラチン療法を施行した卵巣癌患者との関わりを通して学んだこと」

2017年3月29日

第12回(第40回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第12回(第40回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

藤田保健衛生大学病院の内分泌代謝内科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。プラダー・ウィリー症候群は知的障害および過食による肥満を特徴とし、糖尿病の合併が問題となります。プラダー・ウィリー症候群患者の糖尿病治療方針としては、薬物療法を中心とした血糖コントロールを実施することを学びました。その治療に使用される糖尿病治療薬のイプラグリフロジン(SGLT2阻害薬)による尿路感染症、メトホルミン(ビグアナイド薬)による乳酸アシドーシス、およびリラグルチド(GLP-1受容体作動薬)による麻痺性イレウスなどの副作用の初期症状を患者に多職種で説明し、患者情報を共有しながら糖尿病薬物治療を行うことの重要性を学びました。今後のアドバンスト活動において、疾患や薬剤の特徴を把握し、患者の状況に最適な薬剤を提案していけるよう精進していきたいと思いました。

(報告者:岩田未来)

【藤田保健衛生大学病院】
「糖尿病治療薬による副作用が疑われたプラダー・ウィリー症候群の1例」

2017年3月28日

2016年度 送別会:追い出しコンパ

「2016年度 送別会」が、名駅個室居酒屋 柚柚~yuyu~名古屋駅前店にて開催されました。

椿井 朋先生が大学院学位取得・修了し、7名の学部生が卒業されたことをお祝いするために、OBの先輩を含め総勢31名が参加しました。野田幸裕教授の挨拶から始まり、先輩方と当部門での生活を振り返りながら、談笑を楽しみました。会の中盤には在籍する一同から、昨年度、博士(薬学)を取得された薬学研究科 第一期修了生の肥田裕丈先生と椿井 朋先生へ当室オリジナルの卒業アルバムと記念品を贈呈しました。学部卒業生から野田幸裕教授と吉見 陽助教へは寄せ書き、在籍する一同へは記念品を頂きました。会の最後は、学部卒業生にお見送りされながら解散し、名残惜しくも楽しいひと時を過ごしました。

先輩方には最後まで人を慮り大切にすることを教えていただきました。これからもお元気にご活躍されることをお祈りいたします。

(報告者:山田將玖郎)

2017年3月17日

2016年度 卒業式:博士課程修了生と学部卒業生への記念品授与

「2016年度 卒業式」が、愛知県体育館にて、「平成28年度学位記授与式・祝賀会」が、名古屋マリオットアソシアホテルにて開催されました。
当部門からは薬学研究科博士課程(4年制)第1、2期修了生として2名、6年制薬学部第6期卒業生として6名が卒業しました。学部卒業生の伊藤貴博は学位授与式にて学部長表彰を受けました。お世話になった先輩方が当部門を去られるのは寂しいですが、先輩方から教えて頂いたことを一つ一つ思い出し、後輩一同、精一杯当部門を盛り上げていきます。先輩方が「病態解析学Ⅰ」で培った経験を活かし、各方面でより一層ご活躍されることを心からお祈りしています。
(報告者:竹内佐織)

2017年3月8日

第11回(第39回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第11回(第39回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

名古屋大学医学部附属病院の皮膚科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。DIHS(薬剤性過敏症症候群)は重症の薬疹であり、薬物治療として副腎皮質ステロイド薬が用いられます。患者が副腎皮質ステロイド薬の使用に不安を持っていましたが、薬剤師が症状の予防や対策を事前に説明したことで、不安軽減や服薬継続へと繋げることができました。また、てんかんや肝機能低下のある患者の掻痒症状に対して、中枢移行性や代謝経路を考慮した抗ヒスタミン薬が選択されることを学びました。今後のアドバンスト活動において、薬の特性を深く学び、患者の不安に向き合いながら個々に合った服薬説明や処方提案ができるよう精進していきたいです。

(報告者:加藤奈波)

【名古屋大学医学部附属病院】
浮貝真子
「てんかん治療中に発症したDIHS患者におけるステロイド治療への薬剤師の介入」

2017年2月22日

第10回(第38回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第10回(第38回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

藤田保健衛生大学病院の精神科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。治療抵抗性統合失調症治療薬であるクロザピン投与中止後の再投与について学びました。悪性症候群が発現したため投与中止となりましたが、論文から再投与に関する情報を収集し、そのエビデンスを他職種と共有することで治療再開でき、精神症状の改善に至りました。患者に最適な薬物治療を提案するために、ガイドラインに記載がない場合でも、自ら情報収集し、新しい情報を吟味して取り入れていくことが大切であることを学びました。今後のアドバンスト活動において、今までの知識のみならず常に新しい情報にも目を向け、患者の状況に合った薬物療法の提案に活かしていけるよう精進していきたいと思います。

(報告者:柳本佳南)

【藤田保健衛生大学病院】
「治療抵抗性統合失調症のクロザピン治療における薬剤師の役割」

2017年2月17日

第9回(第37回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会・多職種連携教育に関する講演会

「第9回(第37回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」および「多職種連携教育に関する講演会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 サイエンスホールにて同時開催されました。

名古屋大学医学部附属病院の精神科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。薬剤師がDIEPSSやDAI-10を用いて副作用の発現やアドヒアランスを客観的に評価し、その情報を多職種と共有することで、患者に最適な薬物療法を提案できることを学びました。

多職種連携教育に関する講演会では、神戸市立医療センター中央市民病院院長補佐・薬剤部長の橋田 亨先生が多職種協働で活躍する薬剤師について講演を行いました。病院薬剤師が外来での服薬指導にも関わり、アドヒアランス向上に貢献していることを紹介されました。名古屋大学医学部附属病院においても、吸入療法支援や慢性腎不全薬剤師外来などアドヒアランス向上に向けた取り組みが行われています。本講演から、薬剤師はベットサイドだけでなく、自ら活躍する場を広げ、治療に対して積極的に関わることが重要であることを強く感じました。

中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会・講演会となりました。今後のアドバンスト活動において、患者個々に合わせた薬物療法の提案や、外来での薬物療法支援に関わり、アドヒアランス向上に寄与できるよう精進していきたいと思います。

(報告者:浮貝真子)

●アドバンスト症例報告会
【名古屋大学医学部附属病院】
柳本佳南
「双極性障害患者におけるEPS(錐体外路症状)の発現と薬剤の最適化」

●多職種連携教育に関する講演会
橋田 亨先生
「多職種協働で活躍する薬剤師とそれを支える大学-医療連携プラットホーム」

2017年1月27日

2016年度 新年会:空前絶後の超絶怒涛の運試し!

「2016年度 新年会」が、炉端焼きかぶと名駅本店にて、開催されました。
野田幸裕教授、吉見 陽助教、博士課程の先輩方、研究活動やアドバンスト活動、実務実習に取り組む学部5年、OSCE、CBT、あるいは基礎薬学総論試験を終え一息ついた学部4年が一堂に会しました。残念ながら、薬剤師国家試験に向けて、勉強されている学部6年の先輩方の参加はありませんでしたが、総勢23名で開催することが出来ました。野田先生から、乾杯の挨拶として昨年の振り返りと今年の抱負についてお話いただいた後、もつ鍋を囲み、和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。今回は新年会ということで、学部5年の内田美月、竹内佐織、山田將玖郎が準備した「おみくじ」を全員で引き、運試しを行いました。大吉から大凶だけでなく、「犬吉」や「太吉」など一見大吉に見えるようなひっかけもあり、各々一喜一憂して楽しみました。見事大吉を引きあてた方と、残念ながら大凶を引いてしまった方には図書カードが贈呈されました。新年を迎え、すでに一か月が過ぎました。今年も気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
(報告者:加藤清香)

大吉:磯村優希