活動報告

活動報告の紹介

研究活動

基礎・臨床研究で得られた成果は、積極的に国内外の精神神経薬理学、神経科学および医療薬学関連の学会や研究会にて報告し、世界を見据えて広く社会に発信しています。また、招待講演やシンポジウムなどにおいても多数発表を行っています。

大学・研究室行事

大学行事として、学生フォーラム、ソフトボール大会、オープンキャンパス、卒論発表や卒業式などが開催され、こうした行事には積極的に参加しています。研究室行事として、鶴舞公園での花見、ゼミ旅行、スポーツフェスティバル、新年会など、1年を通して楽しいイベントを開催し、メンバー同士の親睦を深めています。

国際交流活動

名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターは、学術交流協定を結んでいる米国をはじめとする海外の大学教員や臨床研修生を受け入れ、講義への参加、関連医療施設の見学、症例検討を通し、研究・教育の交流を行っています。 名古屋大学医学部附属病院での臨床研修は、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室を拠点として、当部門のアドバンスト学生や配属学生が薬剤部と協力して実施しています。アドバンスト学生は病棟・薬剤師外来や関連医局での活動を中心に、臨床研修・症例や研究内容を英語で紹介します。また、日米の薬学教育や文化も紹介し、交流を深めています。

社会活動

くすりを通じて社会を知ることで社会に貢献できる医療人の育成を目指して、地域での「くすり教室」や「研修」活動を積極的に実施・参加しています。中でも、特定非営利活動法人医薬品適正使用推進機構(NPO J-DO)は、国民にくすりを安全に安心して使っていただくために薬剤師や国民に対する教育講演や学会を開催しています。その活動の一つとして、小学生にもくすりのことを知ってもらう講義や体験実験(くすり教室)を行っています。2014年度からは、薬物依存に関連する講義や体験実験も行っています。

2014年11月20~22日

第24回 日本臨床精神神経薬理学会・第44回 日本神経精神薬理学会(名古屋)

「第 24 回日本臨床精神神経薬理学会・第 44 回日本神経精神薬理学会合同年会」が、名古屋国際会議場にて、「双方向性トランスレーショナル研究の実現:Bridging the gap between bedside and bench」をテーマに、開催されました。

当部門からは野田幸裕教授が、教育セミナー7の座長とともに、講演を行い、精神科専門薬剤師精神医学セミナー「認知症の治療・予防戦略:研究・治療・ケアの最前線」においても司会を、シンポジウム11では座長を務めました。毛利彰宏助教が、教育セミナー5の座長および講演を行いました。毛利彰宏助教、博士課程3年の肥田裕丈先輩、椿井 朋先生、学部6年の横山美里先輩、学部5年の加賀美有花、三宅裕里子がポスター発表を行いました。発表時には、多数の質問・意見を頂くことができ、大変盛況でした。現在の研究活動の進捗について私見を深めることができただけでなく、精神疾患における基礎研究と臨床研究を行っていく上で必要な知識や態度を習得することができ、大変有意義な機会となりました。

(報告者:三宅裕里子)

【教育セミナー】
野田幸裕(11月21日)座長/講演
教育セミナー7:向精神薬の適正使用と多剤大量処方・過量服用防止:精神科薬物療法を科学的に考える
「向精神薬の適正化:アドヒアランス向上、多剤併用の解消」
毛利彰宏(11月21日)座長/講演
教育セミナー5:精神疾患モデル動物の開発とその創薬への応用
「妥当性に基づく精神疾患モデルの開発とその臨床応用:うつ病モデル動物としてのMAGE-D1遺伝子欠損マウスの妥当性と診断薬開発の試み」

【ポスター発表】
毛利彰宏(11月21日)
「幼若期社会的敗北ストレスによるセロトニントランスポーターのユビキチン化の低下とうつ様行動」
肥田裕丈(11月21日)
「新生仔期マウスへのプロスタグランジンE2暴露が若年期や成体期における精神行動に及ぼす影響」
椿井 朋(11月21日)
「3T3-L1細胞(脂肪細胞)におけるアディポカイン産生・分泌に対する第二世代抗精神病
薬の作用」
横山美里(11月21日)
「血症板におけるユビキチン化セロトニントランスポーターの発現レベルとパーソナリティとの関連性」
加賀美有花(11月21日)
「フェンシクリジン連続投与マウスに認められる統合失調症様行動障害における統合失調症関連遺伝子:α7nAChRの関与」
三宅裕里子(11月21日)
「幼若期慢性社会的敗北ストレス負荷が社会性行動とモノアミン作動性神経に与える影響」

2014年10月3~4日

平成26年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会:第36回日本アルコール関連問題学会、第49回日本アルコール・薬物医学会、第26回日本依存神経精神科学(横浜)

「平成26年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会:第36回日本アルコール関連問題学会、第49回日本アルコール・薬物医学会、第26回日本依存神経精神科学会」がパシフィコ横浜にて、「物質と行動のアディクション~多様な時代へのチャレンジ~」をテーマに、開催されました。この3学会は日本のアルコール・薬物関連問題の中心となる学会であり、21世紀の依存の臨床や研究にかかわる内容のシンポジウムや、大きな社会問題になっている危険ドラッグに関する企画が複数ありました。当部門からは、野田幸裕が一般演題のポスター発表の座長と演者を務めました。現在の研究活動の進捗と課題を深め、さらに幅広い分野の研究内容を学ぶことができ、大変有意義でした。今後の研究活動に活かしていきたいです。

(報告者:野田幸裕)

【ポスター発表】
野田幸裕(10月3日)座長/演者
「統合失調症モデル動物における精神行動障害に対するニコチンの急性・連続投与による作用」

2014年9月29日~10月1日

第36回日本生物学的精神医学会・第57回日本神経化学会大会合同年会(奈良)

「第36回日本生物学的精神医学会・第57回日本神経化学会大会合同年会」が奈良県文化会館・奈良県新公会堂にて、「精神疾患解明に向けた新たな融合戦略」をテーマに、開催されました。

共に長い歴史を有する脳神経研究の学会であり、基礎や臨床系の脳、神経および精神医学研究者が一同に会して活発に討論する年会でありました。本年会に参加することにより、数多くの学会内外における独創的な研究および共同研究成果を見聞することができました。当部門からは、野田幸裕がランチョンセミナーでの講演(産業医科大学医学部精神医学教室 堀 輝先生との共同講演:統合失調症の認知機能障害と就労)と一般演題でのポスター発表を行いました。国内外併せて1,200名以上の参加者があり、終始活発な質疑応答・意見交換が行われ、大変盛況でした。一般演題のポスター発表では、現在の研究活動の進捗と課題を深め、さらに幅広い分野の研究内容を学ぶことができ、大変有意義でした。今後の研究活動に活かしていきたいです。

(報告者:野田幸裕)

【ランチョンセミナー 共催:大日本住友製薬株式会社】
野田幸裕(9月29日)
ランチョンセミナー2
「第二世代抗精神病薬の認知機能改善作用:統合失調症モデル動物を用いた検討」
【ポスター発表】
野田幸裕(9月29日)
「幼若期社会的敗北ストレス負荷マウスにおける社会性行動と神経発達への影響:グルココルチコイドの関与:Involvement of glucocorticoids in impairment of social behaviors and neurodevelopment induced by juvenile social defeat

2014年9月27~28日

第24回日本医療薬学会年会(名古屋)

「第24回日本医療薬学会年会」が、名古屋国際会議場にて、「新時代を拓く医療薬学フロンティア」をテーマに、開催されました。
当部門からは、野田幸裕教授が、3つのシンポジウムにおいてオーガナイザー、座長、シンポジストを務め、一般演題では、博士課程3年の椿井 朋先生、博士課程1年の後藤 綾先輩、学部6年の竹内美緒が口頭・ポスター発表を行いました。各発表において活発な質疑応答・意見交換が行われ、大変盛況でした。現在の研究活動の進捗について私見を深め、さらに臨床の幅広い分野の研究内容を学ぶことができ、大変有意義な機会となりました。得た知識や態度を生かし、今後、薬剤師として医療に貢献していきたいです。

(報告者:竹内美緒)

【シンポジウム】
野田幸裕(9月27日)シンポジスト
シンポジウム15:多職種連携教育Interprofessional education (IPE)の重要性と実践的構築を目指して
「医薬連携を活かしたチーム医療教育の構築を目指して:多職連携教育の実践(InterProfessional Education & Practice:IPEP)」
野田幸裕(9月27日)座長
シンポジウム16:新コアカリキュラムに対応した実務実習を考える:今後の展望と課題
野田幸裕(9月28日)座長
シンポジウム34:今求められる精神科薬剤師の患者安全に向けた新たな挑戦

【口頭発表】
後藤 綾(9月28日)
「肝移植後早期のタクロリムス血中濃度変動に影響する因子の探索」

【ポスター発表】
椿井 朋(9月28日)
「CKD外来における多職種連携の取り組みとその効果」
竹内美緒(9月27日)
「がん疼痛患者におけるトラマドールの使用実態調査とそのメリットについての検討」

2014年8月30日

次世代を担う創薬・医療薬理シンポジウム2014(大阪)

「次世代を担う創薬・医療薬理シンポジウム2014」が、近畿大学東大阪キャンパスにて、開催されました。

本シンポジウムは、「若手研究者の育成」という理念の下、日本薬学会薬理系薬学部会の若手世話人が「生体機能と創薬シンポジウム2014」と連携して開催されました。当部門からは、毛利彰宏がポスター発表を行い、ユビキチン化セロトニントランスポーターのうつ病診断バイオマーカーとして抗うつ薬応答性の指標への応用について活発な質疑応答がありました。また、学生の口頭発表の優秀発表賞の審査を務め、熱気のあふれる発表であり、幅広い分野の研究内容を学ぶことができました。本シンポジウムでは、幅広い分野の若手薬理学研究者と意見交換をすることができ、大変有意義でした。

(報告者:毛利彰宏)

【ポスター発表】
毛利彰宏(8月30日)
「末梢血におけるセロトニントランスポーターの代謝調節と情動性の関連解析」

2014年8月28~29日

生体機能と創薬シンポジウム2014(大阪)

「生体機能と創薬シンポジウム2014」が、近畿大学東大阪キャンパスにて、開催されました。本シンポジウムは日本薬学会薬理系薬学部会の主催で、「生体機能を解析する研究と創薬研究を互いに補完しながら発展させていくことで、薬理系薬学領域の研究の進歩に寄与する」ことを目的として開催されました。若手創薬シンポジウムでは、当部門の毛利彰宏が口頭発表しました。ユビキチン化セロトニントランスポーターの末梢血と中枢神経での発現を比較し、うつ病診断バイオマーカーとしての有用性について活発な討論がなされ、今後の研究を進める上で、大変有意義でした。また、学生のポスター発表優秀賞の審査も務め、熱気にあふれた発表であり、幅広い分野の研究内容を学ぶことができ、当室の学生指導に活かしたいとおもいます。

(報告者:毛利彰宏)

【口頭発表】
毛利彰宏(8月29日)
若手創薬シンポジウム
「セロトニントランスポーターの代謝機構に注目したうつ様行動の解明」

2014年6月28~29日

第22回クリニカルファーマシーシンポジウム/医療薬学フォーラム2014(東京)

「第22回クリニカルファーマシーシンポジウム 医療薬学フォーラム2014」が、東京ビッグサイト TFTホールにて「今求められるリバーストランスレーショナルリサーチ ~臨床から基礎へ、そして臨床へ~」をテーマに、開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授がシンポジウム8においてシンポジストを務められました。博士課程3年の肥田裕丈、学部6年の竹内美緒、吉島夕貴がポスター発表を行いました。発表時には、セロトニン受容体拮抗薬やアプレピタントとホスアプレピタントの選択、オキシコドンに関連する薬物動態・薬理・受容体の遺伝子多型の影響についてなど、多数の質問・意見を頂くことができ、大変盛況でした。現在の研究活動の進捗について私見を深めることができただけでなく、今後、薬剤師として医療に貢献していく上で必要な知識や態度を習得することができ、大変有意義な機会となりました。

(報告者:吉島夕貴)


【シンポジウム】
野田幸裕(6月28日)
シンポジウム8:薬学教育6年制における卒業研究 ―医療薬学分野の現状と課題―
「医薬統合をふまえた臨床・基礎研究:医療薬学研究の活性化に向けて」
【ポスター発表】
肥田裕丈(6月28日)
「がん化学療法による嘔吐の発現程度と体内水分量との関連性」
竹内美緒(6月28日)
「高度および中等度催吐性プラチナ製剤誘発性消化器症状におけるアプレピタントの有効性」
吉島夕貴(6月28日)
「がん疼痛患者におけるオキシコドン応答性と遺伝子多型との関連性」

2014年6月26~28日

第110回日本精神神経学会学術総会(横浜)

「第110回日本精神神経学会学術総会」が、パシフィコ横浜にて、「世界を変える精神医学-地域連携からはじまる国際化-」をテーマに、開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授と博士課程3年の肥田裕丈がポスター発表を行いました。ポスター発表時には、臨床医の先生方から行動解析の手法やドパミンD3受容体の臨床応用への可能性などについて多数の質問・ご意見を頂くことができ、大変盛況でありました。ポスター発表終了後も非常に多くの先生方が足を止めてくださり、写真を撮るのが見受けられ、私たちのポスターに興味を示して頂けた様子でした。本学会では、精神神経学を専門とする医師や薬剤師が集い、症例報告や臨床研究の成果を中心とした内容が多くありました。例えば、統合失調症の罹患率と抗精神病薬とのアドヒアランスの関連を検討した報告、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の適正使用に関する報告などを学ぶことができ、今後の研究の方向性を考える上で大変有意義な機会となりました。

(報告者:肥田裕丈)

 

【ポスター発表】
肥田裕丈
「統合失調症様モデル動物の認知機能障害に対するブロナンセリンの作用(1):ドパミンD3受容体の役割」
野田幸裕
「統合失調症様モデル動物の認知機能障害に対するブロナンセリンの作用(2):ドパミンD1-PKAシグナルの関与」

2014年6月22~26日

29th CINP World Congress of Neuropsychopharmacology(バンクーバー、カナダ)

「29th CINP World Congress of Neuropsychopharmacology」が 、バンクーバー のConvention Centreにて開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授と博士課程3年の肥田裕丈がポスター発表を行いました。ポスター発表時には、ブロナンセリンの臨床における有用性、ドパミンD3受容体に注目した背景などについて多数の質問・意見を頂くことができ、大変盛況でありました。我々と同様ブロナンセリンに関連する研究を遂行するHerbert Y Meltzer教授(野田先生が留学していたラボの主任教授)からご意見を頂き、世界的に著明な先生との交流という貴重な経験もありました。本学会は精神神経学を専門とする研究者が世界中から集まり、発表内容は基礎および臨床研究、それらのトランスレーショナルリサーチに注目した内容が多く、例えば神経細胞―グリア細胞の相互作用におけるD-serineの関連性、統合失調症の新規治療ターゲットとしてのグルタミン酸作動性神経系の役割について基礎および臨床データを含めた知見など、非常に興味深い時間となりました。また、本ポスター発表にて、肥田裕丈がCINP 2014 Poster Awardsを受賞しました。

(報告者:肥田裕丈)

【ポスター発表】
肥田裕丈(6月24日)
「Blonanserin ameliorates phencyclidine-induced impairment of visual recognition memory (1): Involvement of dopamine-D3 receptors」
野田幸裕(6月24日)
「Blonanserin ameliorates phencyclidine-induced impairment of visual recognition memory (2): Involvement of dopamine-D1 receptor-PKA signaling」

2014年3月28~30日

日本薬学会第134年会(熊本)

「日本薬学会第134年会」が、ホテル日航熊本、熊本大学黒髪キャンパスならびに熊本市総合体育館等にて「薬を創り、薬を育み、命を衛る」をテーマに、開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授、毛利彰宏助教、社会人博士課程2年の椿井 朋、学部6年の永井智子、学部5年の横山美里がポスター発表を行いました。ポスター発表時には、臨床知見に基づいた精神疾患モデルの妥当性や、神経伝達におけるタンパク質の代謝機構の関与、脂肪分化関連因子のサブタイプ別での発現変化、吸入指導時の留意点、うつ病/うつ様症状のバイオマーカーの性差について、多数の質問・意見を頂くことができ、大変盛況でありました。現在の研究の進捗について私見を深めることができ、今後の研究活動に繋がる大変有意義な機会となりました。また、本年会では化学系薬学、生物系薬学、物理系薬学、環境・衛生系薬学、医療薬学等の基礎から臨床まで幅広い分野の研究内容を学ぶことができ、薬剤師としての研究資質の向上に繋がる大変有意義な機会となりました。

(報告者:横山美里)

【ポスター発表】
野田幸裕(3月28日)
「統合失調症におけるニコチン関連遺伝子解析と統合失調症モデル動物におけるニコチン作用」
毛利彰宏(3月28日)
「ストレス応答とセロトニントランスポーターのユビキチン化による代謝調節」
椿井朋(3月28日)
「3T3-L1細胞(脂肪細胞)を用いたアディポカイン産生・分泌機構における第二世代抗精神病薬の関与」
横山美里(3月28日)
「セロトニントランスポーターのユビキチン化による代謝調節に注目したうつ病の診断法の開発」
永井智子(3月30日)
「薬剤師外来における吸入指導:服薬アドヒアランスに影響を与える要因」

2014年3月19~21日

第87回日本薬理学会年会(仙台)

「第87回日本薬理学会年会」が、仙台国際センターにて「復興と創造」をテーマに、開催されました。

当部門からは、博士課程2年の肥田裕丈が英語での口頭発表を行い、野田幸裕教授、毛利彰宏助教、学部5年の森健太郎はポスター発表を行いました。口頭、ポスター発表後には、臨床知見に基づいた精神疾患モデルの妥当性や、当室が注目している精神疾患の発症リスク因子と他の因子との相互関係について、多数の質問・意見を頂くことができ、大変盛況でありました。また、野田幸裕教授は一般演題の座長を務め、その他の会場でも終始発表を熱心に聴き入る姿が見受けられました。現在の研究の進捗について私見を深めることができ、今後の研究活動に繋がる大変有意義な機会となりました。

(報告者:森健太郎)

【口頭発表(英語)】
肥田裕丈(3月19日)
「神経発達障害仮説の発症脆弱性に関わる共通因子:プロスタグランジンE2の役割」

【座長】
野田幸裕(3月21日)
一般演題「中枢神経21 神経変性・うつ・不安(口頭発表)」
【ポスター発表】
野田幸裕(3月21日)
「認知機能におけるグリア型グルタミン酸トランスポーター(GLAST)の役割」
毛利彰宏(3月21日)
「3,4-Methylenedioxymethamphetamine(MDMA)による認知障害およびセロトニン作動性神経毒性におけるシクロフィリンDの関与」
森健太郎(3月21日)
「フェンシクリジンに誘発される精神行動障害におけるグリア型グルタミン酸トランスポーター(GLAST)の役割」

2014年3月18日(火)

第23回神経行動薬理若手研究者の集い(仙台)

「第23回神経行動薬理若手研究者の集い」が。艮陵会館(仙台)にて、「再開;情動変化をとらえて次世代へつなぐ」をテーマに、開催されました。

当部門からは、学部5年の森健太郎が一般演題セッションにて、口頭発表を行いました。発表後には、モデルマウスの高次機能におけるグルタミン酸トランスポーター(GLAST)と神経伝達物質との相互関係や組織学的解析の手技について討論がなされ、今後の研究活動を促進する知見を得ることができました。その他、一般演題は21題、シンポジウムは4題、特別講演は1題の演説が行われ、各発表に対して活発な質疑応答や意見交換があり、大変有意義な場でありました。同世代の研究者と実験内容・研究成果について情報交換を行うことで互いに刺激を受けることができ、研究へのモチベーションを高める良い機会となりました。

(報告者:森健太郎)

2014年11月1日

2014年度 名城大学薬学部 大学祭:バスケットボール3 on 3

「2014年度 名城大学薬学部 大学祭:バスケットボール3 on 3」が、開催されました。

本学部や他学部のバスケットボール経験者が参加する中、当室から野田教授、森先輩、山本くん、杉原さん、伊藤くん、河合さん、近藤さん、成瀬くん、木村が参加しました。初戦は相手の猛攻に圧倒され負けてしまいましたが、下位リーグの1戦目では野田教授がボーナス3点シュートを連発し、女性陣も少しずつ参加してみんなで勝利を勝ち取ることができました。2戦目は最後まで接戦を繰り広げ、非常に熱い試合となりましたが、僅差で負けてしまいました。試合後は、野田教授に出店でたこ焼きやたませんなどをごちそうしていただき、年に1回の大学祭を満喫することができました。野田教授、お忙しい中ご参加頂きありがとうございました。天気はあいにくの雨模様でしたが、みんなで楽しい思い出を作ることができました。

(報告者:木村真理)

2014年10月17日

2014年度 卒論お疲れさま会

「2014年度 卒論お疲れさま会」が、名古屋駅近くの居酒屋にて開催されました。

この会には、当室のOBであり卒論作成でもお世話になっている、薬効解析学研究室の水野智博先生と名大病院薬剤部の加藤博史先生にも参加していただきました。先輩方に卒論や進路のお話などとても興味深いお話を聞き、楽しい時間を過ごすことができました。会の終盤に特大ケーキを学部6年の先輩方に用意し、大変喜んでいただくことができ、準備をした学部5年一同、嬉しく思いました。

6年生の先輩方、卒論発表本当にお疲れ様でした。今度は、卒業試験、国家試験に向けて頑張って下さい。

(報告者:山本文哉)

2014年9月20日

第3回スポーツフェスティバル

毎年恒例となった「第3回スポーツフェスティバル」が、今年度も開催されました。

薬効解析学研究室の水野智博先生と阿井さん、野田幸裕教授の指導学生の学部2年 清澤さんと杉浦さんも参加し、総勢28名での開催となりました。スポーツマンシップにのっとり5チーム対抗で優勝を目指し、バレーボール、バドミントン、バスケットボールの3種目を正々堂々と戦いました。日頃は研究や実習、講義などで体を動かす機会が少なく、久々の運動で足を攣ってしまう方もいましたが、大きな怪我をすることはなく楽しむことができました。スポーツフェスティバル後は植田の昭和食堂にて親睦を兼ねた打ち上げ会を行いました。会では優勝チームと最優秀選手の発表を行い、疲れを感じつつも終始楽しく過ごすことができました。スポーツや打ち上げ会を通してさらに研究室の仲間や先生方との親睦を深めることができました。参加者にとって、久々の運動で気分転換にもなり、今後の研究や実習、講義に備えた英気を養うことができたと思います。

(報告者: 山本文哉)

 

優勝チーム:野田幸裕教授、森 健太郎、石原歩実、阿井優果、松岡史華、杉浦礼菜

最優秀選手:吉島夕貴


2014年9月11~13日

平成26年度卒業論文発表会

「平成26年度卒業論文発表会」が、名城大学薬学部 新1号館ライフサイエンス教室および6号館60と63教室にて開催されました。

本発表会では、当部門の学部6年の森下真由、竹内美緒、吉島夕貴、横山美里、石原歩実、長谷川章、森健太郎が新1号館ライフサイエンス教室にて口頭発表を行い、山田友奈美が6号館63教室にてポスター発表を行いました。それぞれが工夫を凝らしたスライドを用いて研究内容を分かりやすく発表し、約2年間の研究活動の集大成として、成果を十分に発揮することができました。質疑応答では研究を踏まえた考察、さらなる検討項目など臨床研究から基礎研究の幅広い範囲について、多数の質問・意見を頂き、現在の研究の進捗について私見を深めることができました。今後、薬剤師・大学院生として業務・研究を進めていくにあたり、検討すべき課題や考慮すべき問題点を再確認することができ大変有意義な機会となりました。本発表会では他の研究室の学生による様々な分野における研究内容について学ぶことができ、大変興味深い時間となりました。

(報告者:森健太郎)

【口頭発表】(平成26年9月11日)
森下真由
「プラチナ製剤における急性腎不全発現頻度に関する調査:シスプラチンとカルボプラチンとの比較」
竹内美緒
「進行性腎細胞がん患者におけるアキシチニブ血中濃度推移とABCG2遺伝子多型との関連性」
吉島夕貴
「がん疼痛患者におけるオキシコドン応答性と遺伝子多型との関連性」
横山美里
「うつ様症状の指標や治療薬選択のバイオマーカーの確立:セロトニントランスポーターの代謝調節機構からのアプローチ」
石原歩実
「統合失調症モデルマウスの行動障害における統合失調症関連遺伝子:ニコチン性アセチルコリン受容体α7の関与」
長谷川章
「脳神経発達過程におけるグルタミン酸トランスポーターの機能異常が高次機能に及ぼす影響」
森健太郎
「精神異常発現薬のフェンシクリジン連続投与による行動障害におけるグルタミン酸トランスポーター(GLAST)の関与」
【ポスター発表】(平成26年9月12日)
山田友奈美
「名古屋大学医学部附属病院におけるアドバンスト特別臨床研修:生体腎移植患者における免疫抑制薬の導入と患者対応に関する報告」

2014年8月4~5日

2014年度 ゼミ旅行(石川・福井)

「2014年度 ゼミ旅行」で、石川県と福井県に行きました。

1日目:8月4日(月)

天候が少し心配でしたが、雨に降られることもなく全員集合し、予定通りに出発しました。バスの中では、4年生の自己紹介や5年生以上の他己紹介などのレクリエーション(レク)で盛り上がりました♪ 最初の観光地であるうるしの里会館では越後漆器への絵付け体験を行いました。お椀、写真立て、コーヒートレーなどの中から自分の好みの素材を選び、それぞれ思い思いに絵付けを行いました。昼食は、かくれ庵にて地元福井県産のそば粉を使用したおろしそばを頂きました。昼食後、久保田酒造にて、酒蔵を見学し、福井県産米100%使用のお酒を試飲しました。山中温泉 ホテル花つばき到着後には、各自、温泉に入ったり、周辺を散策したりとゆったりとした時間を過ごし、夕食では、お刺身、お蕎麦、茶わん蒸しなど様々な料理を美味しく頂きました。夕食後は山中温泉街で開催されていたお祭りに参加しました。お祭りを満喫した後はホテルにてチーム対抗で、事前に取っていたアンケートの順位当てゲームや絵心リレー、ジェスチャーゲームなどのレクを行い、とても楽しい時間を過ごしました。

2日目:8月5日(火)

ホテル花つばきを予定通り出発して、最初に加賀藩文化村に立ち寄りました。ここでは世界最小の折り鶴の展示や、加賀のお菓子や伝統工芸品などが売られており、各自お好みのお土産を買いました。昼食は、勝山ニューホテルにて若狭牛のステーキを堪能しました。昼食後、福井県立恐竜博物館では、様々な恐竜の展示物に心躍り、童心に返って楽しい時間を過ごすことができました。最後の目的地である永平寺ではこれまでの雰囲気とはがらりと変わり、厳かな気持ちで僧侶の方のお話を拝聴し、参拝しました。

配属されたばかりの4年生を含め、27名の親睦がより一層深まったのではないかと思います。皆さんと素敵な時間が過ごせてとても楽しかったです。

(報告者:杉原里奈)

2014年8月2~3日

名城大学オープンキャンパス2014

「名城大学オープンキャンパス2014」が、名城大学薬学部 八事キャンパスにて開催されました。

当室の教員、大学院生、学部4~6 年、衛生化学研究室の学部5年の太田美里さんと4年の松岡史華さんが両日交代で参加しました。オープンキャンパスに来校された高校生やご父兄を対象に、注射薬調剤、計量調剤(散剤・水剤)や患者シミュレーター(シムマン)を用いたバイタルサインの測定・評価を体験してもらいました。体験中、参加者から本大学教育カリキュラムや薬剤師業務等に関する質問を受け、オープンキャンパスという機会を通して本学部および薬剤師業務について広報することができました。ヒトに分かりやすく説明するという経験を通して我々も成長することができ、有意義な時間を過ごすことができました。

(報告者:山本文哉)

2014年7月24日

野田教授お誕生日会

野田幸裕教授の53歳の「お誕生日会」が、当日に開催されました。

当室メンバーが各々ポーズをとって作成したお祝いのスライドを映写しながら、野田教授の指導学生である学部2年生を含めた当室メンバー全員でBirthday songを歌い、プレゼント(ハンカチ)とケーキをお贈りしました。会は祝福と笑顔にあふれ、とても楽しい時間を過ごすことができました。当室の皆でこのような素敵な日をお祝いできたことを嬉しく思います。野田教授、お誕生日おめでとうございます!

(報告者:三宅裕里子)

2014年7月2日

第4回(第15回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第4回(第15回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

安城更生病院のアドバンスト学生2名が消化器内科、泌尿器・腎臓内科の症例について報告しました。消化器内科における報告では、抗がん剤やオピオイドによる悪心嘔吐に対する有効性が報告されている抗精神病薬 オランザピンの使用について学ぶことができ、新たな知見を得ることができました。泌尿器・腎臓内科における報告では、透析患者における薬物の選択やアドヒアランス向上に関する薬剤師の役割などを再確認することができ、大変有意義でした。

(報告者:吉島夕貴)

【安城更生病院】
「胃癌患者における疼痛コントロールと制吐薬選択への一考察」
「治療に対して複数の問題を抱えた患者への服薬支援の成果」

2014年6月11日

第3回(第14回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会開催

「第3回(第14回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、名城大学薬学部ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

愛知医科大学病院の循環器内科・心臓外科、ICU、消化器内科にて研修しているアドバンスト学生3名が症例報告を行いました。循環器領域における報告では、患者の状態を把握し、エビデンスに基づいた新規抗凝固薬の使用に対する薬剤師の役割について理解することができました。ICUにおける報告では、刻一刻と状態が変化していく重篤な患者に対し、適切かつ迅速な治療が求められる状況で、PK/PD理論を用いた抗菌薬適正使用に対するアプローチについて学び、大変勉強になりました。消化器領域における報告では、化学療法の副作用発現時の対応や、抗がん剤投与量調節の検討について学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。

(報告者:森下真由)

【愛知医科大学病院】
「出血リスクの高い患者に対する抗血栓薬併用治療の検討」
「広範囲熱傷患者における薬学的介入」
「食道がん患者に対する抗がん剤投与の適正化」

2014年6月10日

2014年度 歓迎会

「2014年度 歓迎会」が、金山のうまいもん屋まるにて開催されました。

病態解析学Ⅰ研究室へようこそ!!

今年度は7名の学部4年生が、新たな仲間として私たちの部門に配属されました。他の研究室からも、名大病院でのアドバンスト特別臨床研修の学生が1名歓迎会に参加しました。現在当部門には、博士課程4名、学部6年8名、5年9名が所属しています。数年前に比べ当部門の規模も大きくなりました。さらなる飛躍を目指し、一同力を合わせて行きたいと思います。

(報告者:三宅裕里子)


2014年5月31日

ソフトボール大会

名城大学薬学部 学生会主催の「ソフトボール大会」が、名城大学第2グラウンドにて開催されました。

素晴らしい晴天に恵まれ、5月とは思えない暑さの中、配属されたばかりの学部4年生や薬効解析学研究室の水野先生や阿井さんも参加し、みんなで一丸となって大会に臨みました。

1試合目では、相手の強力打線に対して堅実な守備や好投で応戦しました。2試合目では、野田教授をはじめファインプレーが続出し、2点差まで追い上げることができました。試合は惜しくも2試合とも負けてしまいましたが、けがや体調不良なく大会を無事に終えることができたことがなによりも良かったと思います。

試合終了後は、当室にて打ち上げを行い、学部4年生とも交流を図ることができました。今年の悔しさをバネに、来年こそは優勝トロフィーを我が当室に持って帰りたいです!

(報告者:木村真理)

2014年5月21日

2014年度 談話会:配属4年生との顔合わせ

「2014年度 談話会:配属4年生との顔合わせ」が、名古屋大学医学部附属病院内の名城大学薬学部 サテライトセミナー室にて開催されました。

配属された学部4年7名の自己紹介から始まった顔合わせは、お菓子を食べつつの談笑となり、新たな仲間との親睦を深めることが出来ました。これから、新たな仲間と共に力を合わせて頑張っていきたいです。

(報告者:榊原優里)

2014年5月14日

第2回(第13回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第2回(第13回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

藤田保健衛生大学病院のアドバンスト研修生2名が精神科、内分泌代謝内科の症例について報告しました。精神科領域における報告では、多剤大量療法の減薬・減量支援での治療効果や薬識獲得の重要性とその指導方法に関して新たな知見を得ることができました。内分泌代謝内科における報告では、バソプレシン補充療法に用いられるデスモプレシン製剤を患者の症状や長所・短所に応じて剤形の変更を提案し、エビデンスに基づいて患者へ服薬指導を行うなど、治療薬の適正使用の質の向上に繋がる大変有意義でした。

(報告者:竹内美緒)

【藤田保健衛生大学病院】
「統合失調症患者のアドヒアランス向上を目指した抗精神病薬の減薬・減量支援」
「中枢性尿崩症に対しDDAVP経鼻製剤から経口剤に切り替えた2例」

2014年4月19日

第4回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム

「第4回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム」が、名城大学薬学部にて、「見つめる自分・新たな一歩」をテーマに開催されました。

本フォーラムでは、当部門の学部6年の森健太郎、横山美里、石原歩実、長谷川章、吉島夕貴、森下真由、竹内美緒が口頭発表を行いました。また、病院実務実習報告として、山田友奈美、竹内美緒が名古屋大学医学部附属病院での実習について口頭発表およびポスター発表を行いました。さらに、当部門の学部5年生が中心となり研究室紹介のポスター発表を行い、研究室配属の参考として大変盛況でした。なお、一部の学部5年生は運営補助(受け付け、案内係)も務めました。特別講演では、愛知医科大学病院の竹内正幸先生が「災害時における薬剤師の役割?」、トヨタ記念病院の遠山幸男先生が「緩和医療に携わる薬剤師の現状と課題」をご講演され、実際の医療現場で薬剤師としてどのように活躍しているのかを詳しく紹介して頂き、将来の薬剤師像をイメージする良い機会となりました。本フォーラムを通して薬学生のモチベーション向上や学者としての薬剤師のあり方を考えることができ、大変有意義な時間となりました。

(報告者:横山美里)

【口頭発表】
森健太郎
「精神異常発現薬のフェンシクリジン連続投与による行動障害におけるグルタミン酸トランスポーター(GLAST)の関与」
横山美里
「セロトニントランスポーターを標的としたうつ病/うつ様症状の診断法の開発:ユビキチン化により制御されるタンパク質分解の指標」
石原歩実
「統合失調症モデルマウスの行動障害に対するニコチンの改善効果におけるニコチン性アセチルコリン受容体サブユニットα7の関与」
長谷川章
「発達期におけるグルタミン酸トランスポーターの機能低下が与える脳機能への影響」
吉島夕貴
「カルボプラチンによるがん化学療法での消化器症状に対する各種制吐療法での比較」
森下真由
「プラチナ製剤によるがん化学療法での急性腎不全の発現頻度に関する調査:シスプラチンとカルボプラチンとの比較」
竹内美緒
「がん疼痛患者における弱オピオイド鎮痛薬のトラマドールの有用性に関する調査」
山田友奈美、竹内美緒
「平成25年度病院実務実習報告 名古屋大学医学部附属病院」
【ポスター発表】
山田友奈美、竹内美緒
「平成25年度病院実務実習報告 名古屋大学医学部附属病院」
5年生(榊原優里、木村真理、加賀美有花、杉原里奈、三宅裕里子、大口裕美、浅井美穂、山本文哉、太田美里)
「病態解析学Ⅰ研究室紹介」

2014年4月16日

第1回(第12回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第1回(第12回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

名古屋大学医学部附属病院のアドバンスト研修生2名が小児科と呼吸器内科の化学療法施行患者に対する支持療法に関する症例報告を行いました。本施設や他施設の薬剤師や医師の常駐教員の質問や助言により、薬剤師として化学療法の効果を評価しながら支持療法を実施すること、副作用をグレードやスコアによって客観的に評価すること、嘔気・嘔吐などの症状評価には食事量や水分摂取量などにも着目することの重要性を再認識しました。これからのアドバンスト研修もより精進していきたいと思います。

(報告者:森下真由)

【名古屋大学医学部附属病院】
森下真由
「小児神経芽腫患者における排便コントロールに対する薬剤師の役割」
吉島夕貴
「悪性中皮腫に対する化学療法施行患者の1例-支持療法における薬剤師の役割-」

2014年4月7日

2014年度 お花見・歓迎会

「2014年度 お花見・歓迎会」が開催され、鶴舞公園に夜桜を見に行きました。

今年は開花が早く、前日が雨であったため、桜が散っているのではないかと不安でしたが、淡いオレンジ色の明かりが灯る中綺麗な夜桜を見ることができました。夜桜を堪能した後、鶴舞公園周辺の居酒屋(NIJYU-MARU)にて、今年度から博士課程に入学された後藤綾先輩の歓迎会を兼ねた親睦会を行いました。本学部の山田重行先生にも参加いただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。野田教授からの差し入れの名城大学日本酒「華名城(はなのしろ)」を全員で少しずつ楽しみながら、今年度も病態解析学Ⅰ一同、頑張って行こうと誓い合いました。

(報告者:三宅裕里子)

2014年3月19日

2013年度 卒業式:学部6年生への記念品授与

「2013年度 卒業式」が、愛知県体育館にて、「平成25年度学位記授与式・祝賀会」が、名古屋マリオットアソシアホテルにて開催されました。

当部門からは第3期生薬学部卒業生として5名が卒業されました。当部門の永井智子先輩が卒業式において薬学部代表として学位記を受領し、土屋翔子先輩が祝賀会にて、薬学部卒業生の代表として誓いの言葉を述べられました。先輩方が当部門からいなくなるのは寂しいですが、先輩方から学んだことを活かし、当部門を臨床活動および研究活動の両面で盛り上げていきます。先輩方が「病態解析学Ⅰ」で学んだ経験を新たな環境で発揮され、益々ご活躍されることをお祈りしています。

いつでも研究室にいらして下さい。お待ちしております。

(報告者:長谷川 章)

2014年3月12日

第2回(第11回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第2回(第11回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

藤田保健衛生大学病院のアドバンスト研修生2名が報告し、精神科領域における持続性注射剤の有用性や用量調整、多剤大量療法の減薬・減量支援での治療効果やアドヒアランスの重要性など、新たな知見を得ることができました。

(報告者:吉島夕貴)

【藤田保健衛生大学病院】:
「統合失調症患者におけるアドヒアランス向上を目指した持続性注射剤の使用と薬剤師の役割」
「統合失調感情障害患者における向精神薬の多剤大量療法の減薬・減量支援と薬剤師の役割」

2014年2月19日

第1回(第10回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第1回(第10回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。本年度のアドバンスト研修生は13名のため毎月1回、2または3名の発表予定となりました。

名古屋大学医学部附属病院のアドバンス研修生2名が発表しました。本年度初めての活動報告であり、名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにも多くの学生、教員が参加し、たくさんの質問を受けました。また、愛知医科大学病院および藤田保健衛生大学病院から医師の常駐教員などからも質問や示唆を頂き、病態に応じた治療薬や食事形態の選択の仕方などの討論がなされ内容がより深いものでした。

(報告者:竹内美緒)

【名古屋大学医学部附属病院】
竹内美緒
「口腔底がん患者における麻薬性鎮痛薬の導入と疼痛コントロール」
山田友奈美
「生体腎移植患者における免疫抑制剤の導入と薬剤師の役割」

2014年1月29日

2013年度 新年会

「2013年度 新年会」が、鶴舞の居酒屋(豆鳥)にて開催されました。

CBTを終えた学部4年、実務実習を終えた学部5年、また第1回卒業試験を終えた学部6年が一同に集まりました。今回は、当室の卒業生の吉見先輩、水野先生、山田先輩、名古屋大学医学部附属病院のレジデントの後藤先輩、山下先輩も参加されました。残念ながら、忘年会を主催していただいた山田先生はご都合により参加されませんでした。薬剤師として働く先輩方の話に刺激を受け、久しぶりに再会する学部6年の先輩方と話が盛り上がり、とても楽しい時間を過ごすことができました。さあ今年も目標をもって1年がんばるぞー!

(報告者:森健太郎)

2014年11月14日

A Scottish and Japanese experience of patient centred interprofessional diabetic education開催 

2014年11月14日、名古屋大学医学部にて「A Scottish and Japanese experience of patient centred interprofessional diabetic education」が開催され、当部門から博士課程1年次の後藤 綾、学部4年生の伊藤貴博、河合早紀が参加しました。本プログラムでは、多職種連携教 育(Interprofessional education:IPE)の一環として、スコットランドのAberdeen大学とWebを通して症例検討会を行いました。日本では、名古屋大学医学部 5・6年生3名とともにチームを組み、事前に糖尿病模擬患者との面談を通してケアプランを作成しました。当日は世界糖尿病デーということもあり、日本チー ムはシンボルである青色の「はっぴ」を着て団結し、症例に対するアセスメントやプラン、チーム医療の重要性についてスコットランドの学生と活発な意見交換 を行いました。各国で治療方針、医療制度、医療分業に対する考え方の相異があり、新たな知見を得ることが出来、大変有意義でした。今回の経験を今後の臨床 活動に生かしていきたいです。(報告者:後藤 綾)

2014年4月10~11日

サンフォード大学薬学部留学生来室

2014年4月10日~11日の2日間、米国サンフォード大学薬学部 4年生Abby Jeskeさん、Michelle Simmonsさん、Meredith Schaferさんが、日本における臨床薬学教育研修の一環として、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)内に設置された名城大学薬学部 サテライトセミ ナー室 病態解析学Ⅰにて、臨床研修を実施しました。
○10日午後~:
・臨床研修:薬剤部や呼吸器内科病棟を見学しながら、担当薬剤師や学生からTDMなどの特徴ある活動や病棟・緩和ケアチームの薬剤師の役割、チーム医療の重要性について学びました。その後、当部門内での活動や実験風景を担当学生が説明しながら、部門内を見学しました。
・ウェルカム・パーティ:研修後には鶴舞公園で花見を行い、春の風物詩である桜と色とりどりのチューリップを観賞し、屋台で味噌串カツや名古屋ソース焼き そば、たません部門を食べ、日本の文化を紹介しました。ウェルカム・パーティでは、ピザを食べながら、当部門の野田幸裕教授、毛利彰宏助教が当部門につい て説明し、次いで大学院生・学部生(アドバンスト研修生8名を含む)の総勢21名が各自の研究内容や病棟でのアドバンスト研修内容について自己紹介を交え ながら説明しました。また、私たちがよく使う日本語を教える日本語教室を行うなど終始盛り上がりました。
○11日午前~:
・臨床研修:学部6年生のアドバンスト研修生3名による病棟の特徴や日本の病棟薬剤師の仕事内容、患者さんとの関わり方について紹介し、症例検討を行いま した。米国と日本との相違点を知るよい機会となりました。また、当部門の野田幸裕教授が運営しているIPEP(多職種連携教育の実践)に参加し、名城大学 と名大と連携して実施しているIPEについて学びました。
・昼食:日本の代表的な食べ物である握り寿司を食べに行き、休憩時間には、鶴や鳥、箱などを折り紙で折って、日本伝統の遊びについても触れてもらいました。
○11日午後~
・臨床研修:学部6年生と大学院生の研究内容や当部門で行っている薬剤師外来(吸入指導)の紹介し、実際の吸入指導方法を実践しました。指導方法について意見交換しました。
・研修生による症例報告:サンフォード大学での薬学教育やAbby Jeskeさん、Michelle Simmonsさん、Meredith Schaferさんの臨床活動について紹介してもらいました。特に症例を基にしたAKI(急性腎不全)、卵巣腫瘍、菌血症や骨髄炎の病態、診断法、疾患分 類、それに伴う治療方法を学ぶことができました。米国の薬剤師は疾患に基づいた治療薬の評価を行っている点が日本よりも進んでおり、非常に興味深かったで す。
・フェアウェル・パーティ:天むすや手羽先などの名古屋飯を食べながら、交流を深めました。最後に皆で写真を撮り、花道を作ってお見送りしました。
以上のように、米国の研究内容・薬剤師業務を知り、意見交換することで新たな発見をすることができ、将来の薬剤師の役割を考える上で大変有意義な2日間となりました。
(報告者:大口裕美、竹内美緒)

2014年1月20~21日

留学生Duc Nguyenさん、臨床研修にて病態解析学Ⅰを訪問

2014年1月20~21日の2日間、米国南カリフォルニア大学薬学部 5年生Duc Nguyenさんが、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)内に設置された名城大学薬学部 サテライトセミナー室 病態解析学Ⅰにて、日本における臨床研修を受けました。
20日午前:名大病院や薬剤部内の見学後、野田幸裕教授が名城大学薬学部や当部門について説明し、続いて毛利彰宏助教、博士課程2年生の肥田先輩、学部5年生を中心に4年生の総勢17名が英語で研究内容や病棟でのアドバンスト研修内容について紹介しました。
20日午後:薬剤部での遺伝子解析、TDMやがんプロなどの特徴ある活動について担当薬剤師が説明を行い、その後、呼吸器内科、小児科や腎臓内科病棟、外来化学療法室を見学しながら、病棟・外来薬剤師の役割について学びました。さらに、緩和ケアチームにも同行し、チーム医療の重要性について説明しました。最後に名大病院 鶴友会館にて行われた第1回喘息アドヒアランスセミナーに参加し、名大病院での薬剤師外来での吸入指導における薬剤師の役割について学んでもらいました。
21日午前:一宮市立浅井中小学校にて行われたくすり教室にDuc Nguyenさんも同行し、薬剤師や薬学生による、薬の適正使用を推進するための活動に参加し、小学生と共に体験実験も行いました。
21日午後:米国での薬学教育やDuc Nguyenさんの南カリフォルニア大学における臨床活動ついて紹介してもらいました。特に症例を基にした米国でのクレブシエラ・ニューモニエ感染症による肺炎の病態、抗菌薬の選択基準について、培養試験を踏まえた米国薬学生の活動内容についての内容が非常に興味深く、米国での抗菌薬の適正使用を学ぶことができました。フェアウェル・パーティでは、会話は途切れることなく、終始盛り上がりました。(報告者:森下真由)

2014年12月21日

日本病院薬剤師会主催:平成26年度精神科薬物療法認定薬剤師講習会(福岡)

「日本病院薬剤師会主催:平成26年度精神科薬物療法認定薬剤師講習会」が、九州大学医学部百年講堂にて開催されました。

当部門からは、野田幸裕が講演をしました。活発な質疑応答・意見交換が行われ、大変盛況でした。その他、午前には「認知症の周辺症状への対応と患者との接し方(熊本大学医学部 精神神経医学 池田 学教授)」「認知症の病態・診断・薬物療法(香川大学医学部 精神神経医学 中村 祐教授)」、午後には「高齢者初発てんかん(防衛医科大学校 精神科学 吉野相英教授)」の講演があり、認知症やてんかんの薬物療法を深めることができました。また「精神科における病棟薬剤業務の実践~精神科単科病院および総合病院精神科を経験して~(九州医療センター薬剤科 福山雄卯介主任)」と題した薬剤業務の紹介がありました。精神科薬剤師としてどのように患者さんと接する必要があるか、深く考えるきっかけとなり、終日非常に有意義な時間を過ごすことができました。

(報告者:野田幸裕)

【講演】
野田幸裕
「精神科における臨床研究の進め方 精神科薬剤師による臨床研究の実践」

2014年12月6日

くすり教室「名古屋市立表山小学校 名古屋」

名古屋市立表山小学校にて 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」 「くすり教室:実験講座」「乱用薬物には絶対手を出さない!:授業」を開催しました。141206 NPO

 

2014年11月23日

第8回精神科専門薬剤師セミナー(名古屋)

「第8回精神科専門薬剤師セミナー」が、東別院ホールにて、「統合失調症の服薬支援における薬剤師の役割~患者さんのリカバリー実現に向けて~」をテーマに開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授がランチョンセミナーの座長を務めました。学部5年の木村真理が一般演題にて口頭発表を行い、発表後には活発な質疑がありました。本発表は、最優秀賞の受賞者に選ばれ、今後の研究活動の励みになりました。パネルディスカッションでは、統合失調症の服薬支援において薬剤師がどのように関わるべきか、実際の症例に基づいた薬物治療に対する問題点について討論されました。薬剤師としてどのように患者さんと接する必要があるか、深く考えるきっかけとなり、終日非常に有意義な時間を過ごすことができました。

(報告者:木村真理)

【ランチョンセミナー】
野田幸裕 座長
ランチョンセミナー:No mental health without physical healthの理念と実践
【口頭発表】
木村真理
「うつ様症状の診断や治療薬選択のバイオマーカーの開発:セロトニントランスポーターの代謝調節機構からのアプローチ」

2014年11月14日

ロナセンライブ配信講演会(名古屋) 

「ロナセンライブ配信講演会」が、教育産業株式会社にて開催されました。

本講演会は大日本住友製薬株式会社の主催であり、会員サイトにて動画を視聴するライブ配信形式の講演会でした。当部門からは、野田幸裕教授が第4回目の演者を務めました。ドパミンD3受容体が第二世代抗精神病薬であるブロナンセリンの認知機能障害改善作用において重要な役割を担う可能性がある、という最近の我々の研究知見を基盤とし、ドパミンD3受容体の役割、統合失調症の病態および既存の抗精神病薬における関連性、今後の治療ターゲットとしての展望について講演されました。講演は1000人以上という大多数の方が視聴し、質問も多く大変有意義でした。今後の研究活動に活かしていきたいです。

(報告者:肥田裕丈)

【講演】
野田幸裕
「抗精神病薬の認知機能障害への影響:統合失調症モデル動物を用いた検討」

2014年11月5日

大日本住友製薬株式会社社内研修会(名古屋)

「大日本住友製薬株式会社社内研修会」が、近畿東海精神領域営業部東海第一営業所にて開催されました。

部門からは、野田幸裕が講演を行いました。統合失調症の新たな治療戦略としてドパミンD3受容体が注目されている中で、統合失調症におけるドパミンD3受容体の関連性、抗精神病薬としての可能性、および第二世代抗精神病医薬のブロナンセリンがドパミンD3受容体を介して認知機能障害に対して改善作用を示すことを概説しました。聴衆者からは多数の質疑があり、終始活発な意見交換が行われました。

(報告者 野田幸裕)

 

【講演】
野田幸裕
「抗精神病薬の認知機能障害への影響:統合失調症モデル動物を用いた検討」

2014年9月17日

くすり教室「名古屋市立八事小学校 名古屋」

名古屋市立八事小学校にて 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」 「くすり教室:実験講座」「乱用薬物には絶対手を出さない!:授業」を開催しました。140917 NPO

 

2014年9月5日

私立大学情報教育協会:平成26年度 教育改革ICT戦略大会(東京)

「私立大学情報教育協会:平成26年度 教育改革ICT戦略大会」が、アルカディア市ヶ谷にて開催されました。

当部門からは、野田幸裕が口頭発表を行いました。本発表内容は、平成25・26年度名城大学「教育の質保証プロジェクト:多職種の学生と共に学ぶチーム医療を実践するプログラム」の支援により実施した多職連携教育(Interprofessional Education:IPE)にWEB教材を導入した教育効果の報告でした。医療系大学の教員から本取組について質問・意見を頂くことができ、大変盛況であり、有意義な機会となりました。

(報告者:野田幸裕)

 


【口頭発表】
野田幸裕
「ICTを活用した多職連携教育の実践」

2014年7月15日

平成25年度助成研究発表会(東京)

「平成25年度助成研究発表会」が、京王プラザホテルにて開催されました。

精神疾患患者の喫煙率の高さの解明を目的とした研究課題について、当部門の野田幸裕教授が名古屋大学医学部精神科と共同で行った臨床研究と基礎研究のクロストークによる成果を発表すると共に、「喫煙と精神機能・行動」の座長を務められました。研究成果の報告に熱心に聴き入る参加者の姿が見られ、質疑応答では具体的な実験内容に対する活発な討論が行われるなど、大変盛況でした。現在の研究の進捗について私見を深めることができ、今後の研究活動に繋がる大変有意義な機会となりました。

(報告者:石原歩実)

 

【一般演題】
野田幸裕 座長
喫煙と精神機能・行動:演題番号92~95
【口頭発表】
野田幸裕
「統合失調症におけるニコチンの治療効果と毒性作用の発現に関与する分子の探索:基礎と臨床研究からのアプローチ-統合失調症におけるニコチン関連遺伝子の解析と統合失調症モデルにおけるニコチンの作用-」

2014年6月17日

くすり教室「江東区立東砂小学校 東京」

江東区立東砂小学校にて 「乱用薬物には絶対手を出さない!」 「薬物乱用防止に関するたいけん学習」および 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」  「くすり教室:実験講座」を開催しました。140617 NPO


2014年5月14~16日

BIOtech 2014:第13回 国際バイオテクノロジー展/技術会議(東京)

「BIOtech 2014:第13回 国際バイオテクノロジー展/技術会議」が、東京ビッグサイトにて開催されました。

本技術展は、世界中のライフサイエンス研究機器メーカーやバイオ関連企業、研究機関、国・自治体が、先端バイオ技術を一堂に出展する国内最大規模の展示会です。うつ病の診断は主に問診で行われ、血液検査等の客観的な評価は行われていないため、発症の有無および重症度を測定するバイオマーカーが求められています。当部門からは、毛利彰宏がポスター展示しました。提示において、抗うつ薬の標的であるセロトニントランスポーターおよびノルアドレナリントランスポーターの発現・修飾が、うつ病様行動および治療応答性と関連していることを自ら開発した動物モデルおよびうつ病患者血液サンプルからそれぞれ明らかにするとともに、うつ病診断法として測定条件について発表しました。多くの国内外の企業と打ち合わせを行い、実用化に向けての意見交換が行われ、大変有意義な時間でした。

(報告者:毛利彰宏)

【ポスター展示】
毛利彰宏
「モノアミントランスポーターの代謝機構を標的としたうつ病診断キット開発」

2014年3月27日

第16回薬学臨床系教員連絡会(熊本)

「第16回薬学臨床系教員連絡会」が、熊本大学薬学部大江総合研究棟にて開催されました。

本連絡会は当部門の野田幸裕教授が会長を務め、第15回薬学臨床系教員連絡会にて行われたアンケート調査の報告をされました。その後、名古屋市立大学薬学部の鈴木匡先生から「新モデル・コアカリキュラム」について、大阪大学薬学部の平田收正先生「薬学教育第三者評価」についての講演が行われました。平成27年度より新モデル・コアカリキュラムが開始されることを受け、その変更点の内容とそれを反映した各大学でのシラバスの作成についての議論がなされ、今後の薬学教育の充実が期待される会となりました。

(報告者:横山美里)

2014年3月17日

平成25年基盤医学特論

「平成25年度基盤医学特論」が、名城大学薬学部 サテライトセミナー室にて、「薬物乱用と精神疾患に関する最近の知見」をテーマに開催されました。
当部門の野田幸裕教授が、覚せい剤依存におけるドパミンとグルタミン酸作動性神経系の相互作用、乱用薬物のフェンシクリジンが母胎感染後に与える影響、ニコチンのセルフメディケーションと依存形成について講義をされました。本講義は、今後の覚せい剤依存および統合失調症の病態について基礎研究と臨床研究の方向性を考える上で大変有意義でした。

(報告者:長谷川 章)

 

 

【講義】
野田幸裕
「動物モデルを用いた覚せい剤精神病におけるドパミンおよびグルタミン酸作動性神経系の神経ネットワークおよび細胞内情報伝達メカニズムの解明」
「フェンシクリジン乱用による統合失調症様の精神障害の発症脆弱性に対する環境要因の解明」
「統合失調症におけるニコチン関連遺伝子の解析と統合失調症モデル動物におけるニコチンの作用 -基礎と臨床研究からのアプローチ-」

2014年3月14日

平成25年度大阪府病院薬剤師会精神科病院委員会・大阪府精神科病院協会薬剤師研修会共催講演会(大阪)

「平成25年度大阪府病院薬剤師会精神科病院委員会・大阪府精神科病院協会薬剤師研修会共催講演会」が、薬業年金会館にて開催されました。

本講演会は、平成25年度大精協病院管理委員会薬剤師研修会の一環で、大阪府の病院薬剤師約80名が参加していました。当部門からは、野田幸裕幸裕が講演を行いました。新たに臨床薬剤師業務を展開するためにも基礎・臨床研究を取り入れていく必要性について参加者との活発な質疑応答や意見交換が行われました。

(報告者:野田幸裕)

【講演】
野田幸裕
「診断や新規抗うつ薬の開発を志向したトランスレーショナルリサーチ」

2014年3月8日

Dopamine Serotonin Forum 2014 :DSフォーラム2014(神戸)

「Dopamine Serotonin Forum 2014 :DSフォーラム2014」が、神戸ポートピアホテルにて開催されました。

本フォーラムは大日本住友製薬株式会社の主催で、現在の精神神経領域の疾患病態や治療法について臨床から基礎研究まで幅広い内容で特別講演・分科会・シンポジウム・ポスター発表が催されました。当部門からは、毛利彰宏がポスター発表を行いました。ドパミンD3受容体のドパミン神経伝達における役割、マイクロダイアリシス法による脳内神経伝達物質量の測定手技について質疑応答が活発になされました。今後の抗精神病薬の機序解明ならびに新規治療薬の開発の方向性を考察する上で、大変有意義でした。

(報告者:毛利彰宏、森健太郎)

 

【ポスター発表】
毛利彰宏
「統合失調症モデル動物における認知機能障害に対するブロナンセリンの作用:ドパミンD3受容体の関与」

2014年2月22日

くすり教室「恵那市立上矢作小学校 岐阜」

恵那市立上矢作小学校にて 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」 「くすり教室:実験講座」を開催しました。140222 NPO

 

2014年2月9日

日本病院薬剤師会主催:平成26年度精神科薬物療法認定薬剤師講習会(福岡)

「平成25年度精神科薬物療法認定薬剤師講習会」が、九州大学医学部百年講堂にて開催されました。

当部門からは、野田幸裕が講演を行いました。その他、「脳の神経伝達物質とその作用に関する基礎知識(九州大学大学院 津田先生)」、「気分安定薬の臨床効果(大分大学医学部精神神経医学 寺尾先生)」、「データベースを活用した精神科薬物療法モニタリングの実践(九州大学病院薬剤部  永田先生)」、「精神科における臨床研究の進め方(福岡大学筑紫病院 薬剤部 神村先生)」の講演がありました。前日からの関東大雪にも関わらず、約180名の精神科関連の薬剤師が全国から参加し、講演終了後には会場内外で質疑が行われていました。今後の精神科薬剤師として薬物治療に貢献していく上での新しい知見や視野を広げることができ、大変有意義でした。

(報告者:野田幸裕)

【講演】
野田幸裕
「依存に関する最近の知見:脱法ドラッグ、その薬理作用と薬剤師が知っておきたいこと」

2014年2月4日

がんプロフェッショナル養成プログラム(名大病院薬剤部)

「がんプロフェッショナル養成プログラム」が、名古屋大学医学部附属病院薬剤部にて開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授が院内の薬剤師、実務実習生および本部門の学生を対象に、疼痛とその緩和医療についての講義を行いました。疾患や治療に伴う身体的・精神的苦痛に対するケア、疼痛の評価、疼痛に対する非オピオイド・オピオイドならびに鎮痛補助薬の特徴および選択基準、患者背景を考慮したオピオイドの適応・非適応の基準について解説されました。現在、疼痛に対する緩和医療の在り方について議論がなされており、本講義は将来の緩和医療を考える上で大変有意義でした。

(報告者:長谷川章)

 

【講義】
野田幸裕
「緩和医療における薬の理解を深める」

2014年1月29日

くすり教室「一宮市立葉栗小学校 愛知」

一宮市立葉栗小学校にて 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」 「くすり教室:実験講座」を開催しました。140129 NPO

 

 

 

2014年1月21日

くすり教室「一宮市立浅井中小学校 愛知」

一宮市立浅井中小学校にて 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」 「くすり教室:実験講座」を開催しました。140121 NPO

2014年1月20日

杏林製薬株式会社主催:第1回吸入薬アドヒアランスセミナー(名大病院)

「杏林製薬株式会社主催:第1回吸入薬アドヒアランスセミナー」が、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)鶴友会館にて開催されました。

本セミナーでは、名大病院呼吸器内科講師の伊藤 理先生が、「気管支喘息治療における吸入薬の重要性」と題して医師の立場から吸入療法の重要性を講演されました。当部門からは、野田幸裕教授が、当室で実施している薬剤師外来での指導内容やよくある質問をビデオを用いて紹介すると共に、薬剤師外来における吸入療法の重要について講演しました。講演後は、名大病院の病院薬剤師や門前薬局薬剤師を対象として吸入操作や吸入指導方法の演習を行いました。最後に意見交換として、呼吸器内科医・病院薬剤師・薬局薬剤師がそれぞれの立場から多くの質疑、意見が出され、患者のアドヒアランス、吸入効果、副作用防止には吸入指導における医師・薬剤師間での地域密着型の連携が重要性であると思いました。また、本セミナーを継続して開催することより、薬薬薬連携がさらに充実していくものと期待されます。

(報告者:森下真由)

【講演】
野田幸裕
「より良い喘息コントロールを目指して:吸入指導での課題とコツ」

2014年1月15日

名大病院薬剤部勉強会:DIEPSS(薬原性錐体外路症状評価尺度)

「名大病院薬剤部勉強会:DIEPSS(薬原性錐体外路症状評価尺度)」が、名城大学薬学部 サテライトセミナー室にて開催されました。

本勉強会では、当部門の野田幸裕教授が、抗精神病薬の副作用やDIEPSSの評価方法について講義をしました。講義の後半には、DIEPSS評価トレーニングビデオを用いて、各評価項目の症状の分類とその重症度の評価について詳しく解説され、当室にて考案した各評価項目を簡便に評価できるポケット版についても紹介されました。近年、がん疼痛に対するオピオイドの副作用の悪心・嘔吐やがん化学療法による吃逆などの軽減目的に抗精神病薬が投与されます。その際の薬原性錐体外路症状のモニタリングにおいてDIEPSSを用いることによって客観的に評価し、緩和医療における抗精神病薬の適正使用に薬剤師が貢献できる重要な評価ツールであると感じ、大変勉強になりました。

(報告者:横山美里)