活動報告
- 研究活動
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基礎・臨床研究で得られた成果は、積極的に国内外の精神神経薬理学、神経科学および医療薬学関連の学会や研究会にて報告し、世界を見据えて広く社会に発信しています。また、招待講演やシンポジウムなどにおいても多数発表を行っています。
2010年11月13~14日
- 第20回日本医療薬学会年会(千葉)
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「第20回日本医療薬学会年会」が幕張メッセ(国際会議場、展示ホール)、アパホテル&リゾート(東京ベイ幕張)にて「臨床から学び臨床へと還元する医療薬学」をテーマに開催されました。当部門からは、特別研究員の玉地亜衣先生と修士課程2年の大橋美月、桑原宏貴がポスター発表を行いました。各発表において、全国から集まった参加者との活発な質疑応答や意見交換が行われ、各研究における課題を認識することができました。今後の活動方針を検討していく上でも貴重な機会となり、大変有意義な時間でした。
(報告者:桑原宏貴)
【ポスター発表】
玉地亜衣(11月14日)
「精神科療養病棟における薬剤管理指導の必要性についての検討」
大橋美月(11月14日)
「大学病院精神科における臨床研修:精神科専門薬剤師を目指す薬学生の臨床研修プログラムの構築を目指して」
桑原宏貴(11月14日)
「沈降炭酸カルシウム錠500mg「三和」の自動錠剤分包機による耐久性試験」
2010年11月6~7日
- 第16回日本腹膜透析医学会学術集会(大分)
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「第16回日本腹膜透析医学会学術集会」が、iichiko総合文化センター・大分全日空ホテルオアシスタワーにて開催されました。
当部門からは、研究員の水野智博が口頭発表を行いました。「PD療法・わが国における自立と共生」と題した講演など、総じて臨床現場における問題点を中心とした題材が多数みられましたが、腹膜透析液の生体適合性向上に関するワークショップでは、基礎的なアプローチから腹膜透析液の問題点と今後の改良点について議論が交わされ、非常に有用でありました。
(報告者:水野智博)
【口頭発表】
水野智博
「正常ラット腹膜における膜補体制御因子の機能的役割と腹膜透析液暴露による補体活性系への影響」
2010年10月30日~31日
- 第4回日本腎と薬剤研究会学術大会2010(横浜)
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「第4回日本腎と薬剤研究会学術大会2010」がパシフィコ横浜アネックスホールにて、「―CKD治療のさらなる充実を求めて―」をテーマに開催されました。
当部門からは、修士課程2年の伊東和真がポスター発表を行いました。臨床現場で活躍されている参加者と活発な意見交換を行うことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。日本腎と薬剤研究会では、CKD対策に貢献できる専門薬剤師の確立が目標として掲げられており、薬剤師の積極的な活動が望まれる分野であります。本会では多数の医療従事者が参加しており、腎疾患または腎機能障害時の薬物療法への関心が非常に高いことがわかりました。
(報告者:伊東和真)
【ポスター発表】
「腹腔鏡下根治的腎摘除術後の腎機能低下が血糖降下療法に及ぼす影響」
2010年9月24~26日
- 第4回日本緩和医療薬学会
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「第4回日本緩和医療薬学会」が、鹿児島市民文化ホールにて「みんなでふくらまそう、こころでつなぐ緩和医療―今、知識を深めて実践へ―」をテーマに開催されました。当部門からは、修士課程2年の小谷 悠と伊東和真がそれぞれのカテゴリーでポスター発表を行いました。発表では活発な意見交換が行われ、緩和医療に関する新たな知見を得ることができました。現代医療における緩和医療に対する関心の高まりを感じ、重要性を再認識できた良い機会となりました。
(報告者:伊東和真)
【ポスター発表】
小谷 悠
カテゴリー:がん薬物療法関連
「がん化学療法に伴う悪心・嘔吐に関与する因子の探索」
伊東和真
カテゴリー:副作用・相互作用
「腹腔鏡下根治的腎摘除術後に鎮痛目的で使用したNSAIDsが腎排泄型薬物療法に与える影響」
2010年9月15~17日
- 第20回日本臨床精神神経薬理学会・第40回日本神経精神薬理学会合同年会(仙台)
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「第20回日本臨床精神神経薬理学会・第40回日本神経精神薬理学会合同年会」が、仙台国際センターにて「次世代の精神薬理学を目指して-こころの診療と脳科学への貢献-」をテーマに開催されました。
当部門からは、野田幸裕教授と研究員の玉地亜衣先生がポスター発表を行い、野田幸裕教授は一般演題(口頭発表)の座長を務めました。発表では、多数の研究者と活発な質疑応答や意見交換が行われ、大変有意義な時間でありました。
【ポスター発表】
野田幸裕(9月17日)
「新生仔期のPolyI:C投与は若年期フェンサイクリジン投与による情動・認知機能の障害を増強する」
玉地亜衣(9月17日)
「運転課題によるストレス負荷と向精神薬が血漿中脳由来神経栄養因子濃度に与える影響」
2010年9月10~11日
- 第47回補体シンポジウム(福島)
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「第47回補体シンポジウム」がコラッセふくしまにて開催されました。当部門からは、研究員である水野智博が、口頭発表を行いました。基礎研究の分野ではマンノース結合レクチン (MBL) 複合体、補体成分の構造解析に関する研究が盛んになっており、臨床の分野でも2010年に初の抗補体薬であるソリリスが認可されるなど、補体学全体に対する注目は高まってきています。それらの内容を中心に、国内外の研究者を交え、積極的な議論が交わされました。
(報告者:水野智博)
【口頭発表】
水野智博(9月11日)
「正常ラット腹膜における膜補体制御因子」
2010年9月2~4日
- Neuro2010:第33回日本神経科学大会、第53回日本神経化学会大会、第20回日本神経回路学会大会(神戸)
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「Neuro2010:第33回日本神経科学大会、第53回日本神経化学会大会、第20回日本神経回路学会大会」が、神戸コンベンションセンター(国際会議場・国際展示場)にて、開催されました。当部門からは、学部5年の肥田裕丈がポスター発表を行いました。当日は、過去最高の参加人数ということもあり、多数の参加者と活発な質疑応答や意見交換が行われ、課題が明確になり、今後の研究の方針を検討する上で大変有意義な時間となりました。
(報告者:肥田裕丈)
【ポスター発表】
肥田裕丈(9月2日)
「新生仔期の免疫異常は若年期フェンシクリジン投与による情動・認知機能の障害を増強する」
2010年7月10~11日
- 医療薬学フォーラム2010/第18回クリニカルファーマシーシンポジウム(広島)
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「医療薬学フォーラム2010/第18回クリニカルファーマシーシンポジウム」が、広島国際会議場にて「医療薬学 ホップ ステップ そしてジャンプ」をテーマに開催されました。
当部門からは、野田幸裕教授がシンポジウム3のオーガナイザーとシンポジストおよびシンポジウム5のシンポジストを務めました。修士課程2年の小谷 悠が一般演題のポスター発表を行いました。各発表において、臨床や教育の現場に携わる参加者と多角的な質疑応答や意見交換が行われ、大変有意義な時間を過ごすことができました。本会を通して得られた新しい知見を、今後の活動に反映できるよう検討していきたいです。
(報告者:小谷 悠)
【シンポジウム】
野田幸裕(7月10日)オーガナイザー/シンポジスト
シンポジウム3:精神科での薬剤師の専門性を活かすには-薬剤業務から教育・研究への展開-
「精神科での薬剤師の専門性を活かすには −薬剤業務から教育・研究への展開−」
野田幸裕(7月10日)シンポジスト
シンポジウム5:いざ!! 臨床現場へ〜新たなステップに入った6年制薬学教育〜
「生涯学習のホームグランドを目指して」
【ポスター発表】
小谷 悠(7月10日)
「がん化学療法に伴う悪心・嘔吐に関与する因子の探索」
2010年3月16~18日
- 第83回日本薬理学会年会(大阪)
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「第83回日本薬理学会年会」が、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて「ニーズとシーズ」をテーマに開催されました。
当部門からは、修士課程2年の山田真之亮が口頭発表を行い、修士課程1年の安藤 雄がポスター発表を行いました。どちらの発表に対してもたくさんの参加者が集まり、多数の質問・意見を頂き、今後の研究活動に繋がる大変有意義な機会となりました。また、本年会を通じて、創薬科学に貢献し、薬物治療の基盤を確立する薬理学の重要性を再認識すると共に、最新の知見を深めることができました。
(報告者:安藤 雄)
【口頭発表】
山田真之亮(3月16日)
「統合失調症のバイオマーカの探索のためのプロテオーム解析」
【ポスター発表】
安藤 雄(3月18日)
「神経発達過程における慢性社会ストレス負荷が社会性行動に及ぼす影響」
2010年3月15日
- 第19回神経行動薬理若手研究者の集い(岡山)
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「第19回神経行動薬理若手研究者の集い」が岡山国際交流センターにて「神経行動薬理-他分野の連携と融合」をテーマに開催されました。
当部門からは修士課程1年の安藤 雄が口頭発表を行いました。本研究集会は、毎年、質疑が活発であるため、当初の予定より発表時間が短縮され、質疑応答の時間がしっかり確保されていました。実際、各発表に対して活発な質疑応答が行われ、神経行動薬理に関する知識を深める上で大変有意義な場となりました。本会の今年のテーマは「神経行動薬理-他分野の連携と融合」であり、工学部、教育学部からの演題発表もありました。今や、脳科学、神経行動科学は医歯薬学の範疇を超え、あらゆる分野で研究・応用がなされている時代です。他分野からの発表も聞くことで、視野を広げる良い機会となりました。
(報告者:安藤 雄)
【口頭発表】
安藤 雄
「神経発生・発達過程における慢性社会ストレス負荷が高次精神機能に与える影響」