活動報告
活動報告の紹介
- 研究活動
-
基礎・臨床研究で得られた成果は、積極的に国内外の精神神経薬理学、神経科学および医療薬学関連の学会や研究会にて報告し、世界を見据えて広く社会に発信しています。また、招待講演やシンポジウムなどにおいても多数発表を行っています。
- 大学・研究室行事
-
大学行事として、学生フォーラム、ソフトボール大会、オープンキャンパス、卒論発表や卒業式などが開催され、こうした行事には積極的に参加しています。研究室行事として、鶴舞公園での花見、ゼミ旅行、スポーツフェスティバル、新年会など、1年を通して楽しいイベントを開催し、メンバー同士の親睦を深めています。
- 国際交流活動
-
名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターは、学術交流協定を結んでいる米国をはじめとする海外の大学教員や臨床研修生を受け入れ、講義への参加、関連医療施設の見学、症例検討を通し、研究・教育の交流を行っています。 名古屋大学医学部附属病院での臨床研修は、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室を拠点として、当部門のアドバンスト学生や配属学生が薬剤部と協力して実施しています。アドバンスト学生は病棟・薬剤師外来や関連医局での活動を中心に、臨床研修・症例や研究内容を英語で紹介します。また、日米の薬学教育や文化も紹介し、交流を深めています。
- 社会活動
-
くすりを通じて社会を知ることで社会に貢献できる医療人の育成を目指して、地域での「くすり教室」や「研修」活動を積極的に実施・参加しています。中でも、特定非営利活動法人医薬品適正使用推進機構(NPO J-DO)は、国民にくすりを安全に安心して使っていただくために薬剤師や国民に対する教育講演や学会を開催しています。その活動の一つとして、小学生にもくすりのことを知ってもらう講義や体験実験(くすり教室)を行っています。2014年度からは、薬物依存に関連する講義や体験実験も行っています。
2025年12月16日
- 藤田医科大学 精神・神経病態解明センター ICBSセミナー(豊明)
-
藤田医科大学精神・神経病態解明センター(International Center for Brain Science : ICBS)では、ゲノム解析学、細胞生物学、神経生理学、神経化学、行動薬理学、ヒトイメージングおよび計算科学の7部門が協同して精神・神経疾患の病態解明、未知である脳・こころの基本的原理の理解、新規治療法および新規技術の開発を目指しています。
当室の野田幸裕が、「精神障害の発症脆弱性における環境要因の関与:幼若期社会的敗北ストレスモデル動物を用いたアプローチ Involvement of environmental factors in vulnerability of psychiatric disorders: approach using social defeat stress model animals as juveniles」と題してICBSセミナーにて発表しました。幼少期における心理社会的ストレスによる抑うつ症状に対して既存の抗うつ薬治療の有効性や安全性が乏しいという問題があります。そこで、いじめや虐待などの心理社会的ストレスを負荷したモデルマウスを作製し、グルタミン酸神経系が治療抵抗性のうつ症状に関与していることから、グルタミン酸神経系に注目して、情動行動障害の発現機序、その病態解明や新規治療戦略に繋げた研究について紹介しました。発表後には、行動障害と単回ストレスや連続ストレス負荷におけるグルタミン酸神経系との相互の関係、脳内炎症との関連性について質疑があり、今後の研究の課題が明確になりました。
(報告者:野田幸裕)
【招待講演】
野田幸裕
「精神障害の発症脆弱性における環境要因の関与:幼若期社会的敗北ストレスモデル動物を用いたアプローチ Involvement of environmental factors in vulnerability of psychiatric disorders: approach using social defeat stress model animals as juveniles」
2025年11月22日~24日
- 第35回 日本医療薬学会年会(神戸)
-
「第35回 日本医療薬学会年会」が、「医療薬学の深化と広がり-患者アウトカムの改善を目指して-」をテーマに、神戸国際展示場、神戸国際会議場、および神戸ポートピアホテルにおいて現地とWEBとのハイブリッド形式で開催されました。患者アウトカムの改善を目指して、深化と広がりがみられる医療薬学について討論する機会として、種々のプログラムが組み込まれていました。医療に従事する薬剤師、薬学研究者、薬学教育者あるいは薬学生以外に、医薬品、医療・薬科機器、医療情報等に関わる多くの関係者が参画し、活発な討論・議論が行われ、盛会裏に終了しました。
当室からは野田幸裕が一般演題(ポスター)にて発表を行いました。発表では多くの臨床薬剤師からご質問をいただき、特に、オレキシン受容体拮抗薬が4種類になったことから、これらの使用状況と使い分け、長期使用での新たな問題点や睡眠衛生の普及などについて意見交換を行うことができました。薬剤師は、外来不眠症患者における睡眠状況や睡眠導入薬の処方実態を理解し、睡眠導入薬や睡眠衛生に関する患者の理解度を把握することで、効果的かつ安全な薬物治療を支援する必要があることが再認識できました。今回の意見交換で得られた内容を今後の研究・臨床活動に活かしたいと思います。
(報告者:野田幸裕)
【一般演題(ポスター)】
野田幸裕(11月24日)
「睡眠導入薬服用外来患者における睡眠とその使用の状況に関する調査」
2025年11月13日~15日
- 第47回日本生物学的精神医学会、第35回日本臨床精神神経薬理学会、第55回日本神経精神薬理学会の各学術大会の合同年会(BPCNPNP2025合同年会)(京都)
-
第47回日本生物学的精神医学会、第35回日本臨床精神神経薬理学会、第55回日本神経精神薬理学会の各学術大会の合同年会(BPCNPNP2025合同年会)が国立京都国際会館(京都市左京区)にて開催されました。本合同大会のテーマは「精神疾患の世界を変える ~野望を持って理想を目指せ!」であり、それぞれの学会が精神疾患に伴う課題解決を目指し、精神疾患克服に向けて、その病態解明から薬物治療に至るまでの研究内容が多数ありました。
当室からは、学部6年の永井拓巳がポスター発表を行いました。発表時間には、全国各地の参加者から多数の質問をいただき、新たな視点の発見につながる貴重な経験の場となりました。行動異常と脳での免疫・炎症反応の関連をミクログリアだけでなく、アストロサイトやその他周囲の細胞ではどのような変化が見られるのか、今後の研究課題について今回の交流で認識することができました。
本会を通して、精神薬学・医学の専門領域の奥深さを医師・薬剤師・企業の方との交流から経験することができました。報告者:永井拓巳
【一般演題(ポスター)】
永井拓巳(11月13日)
「ASTN2遺伝子変異マウスの幼若期における社会的敗北ストレス負荷による高次脳機能と神経発達への影響」
2025年9月13~14日
- 第9回日本精神薬学会総会・学術集会(東京)
-
「第9回 日本精神薬学会総会・学術総会」が北里大学白金キャンパスにて「虹色に輝く未来に心に届く薬を届けよう」をテーマに開催されました。全国各地の精神薬学を専門とする薬局・病院の臨床薬剤師や大学・企業の基礎研究者、教員、および学生が多数参加し、各セッションにおいて活発な討論が行われました。
当室からは野田幸裕教授が「シンポジウム1:クロザピンの副作用、みんなどうしてる?-ラボとベッドサイド、両方から考える副作用対策-」のシンポジストとして「クロザピンによる血液毒性の発現機序を考える:基礎研究からのアプローチ」と題して発表し、「ワークショップ2:抗精神病薬の減薬・減量の実践的なワークショップ」の企画運営も務められました。一般演題において、𠮷見 陽准教授、学部6年の尾崎真優、金澤和桜子がポスターを行いました。発表時間には参加者からストレス負荷マウスの行動変容および細胞内情報伝達系の変化、これらの変化に対する薬剤の影響について数多くの質問がありました。他の発表に対してはモデルマウスを用いた基礎研究から得られた知見をどのように臨床現場へ還元するかなど、様々な分野で活躍されている先生方との大変貴重な交流の場となりました。また、今後の展望を交えて議論を交わすことで自身の研究について改めて省察することができました。
本会を通して、精神科領域の薬物治療における様々な課題や薬剤師の役割について理解を深め、薬物治療の適正化を図るために基礎研究と臨床の両方の面で研鑽していくことが重要であると再認識しました。
なお、本会において、尾崎真優および金澤和桜子が2025年度日本精神薬学賞を受賞しました。(報告者:尾崎真優、金澤和桜子)
【シンポジウム】
野田幸裕(9月13日)シンポジスト(シンポジウム1)
「シンポジウム1:クロザピンの副作用、みんなどうしてる?-ラボとベッドサイド、両方から考える副作用対策-」
「クロザピンによる血液毒性の発現機序を考える:基礎研究からのアプローチ」
【ワークショップ】
野田幸裕(9月13日)企画/運営
「ワークショップ2:抗精神病薬の減薬・減量の実践的なワークショップ」
【一般演題(ポスター)】
𠮷見 陽(9月13日)
「統合失調症患者の薬物療法に関する処方実態調査(2024年)その1 ~全国51施設の入院患者の処方状況について~」
尾崎真優(9月13日)
「幼若期社会的敗北ストレス負荷マウスの社会性行動障害におけるα7ニコチン性アセチルコリン受容体を介する細胞内情報伝達系の関与」
金澤和桜子(9月13日)
「フェンシクリジン誘発統合失調症様モデルマウスにおける脳内クロザピン反応性遺伝子の探索的研究」
2025年8月19日~22日
- ISN-ASN 2025 – New York:The International Society of Neurochemistry (ISN) and the American Society of Neurochemistry (ASN) (ニューヨーク)
-
ISN-ASN 2025 – New York:The International Society of Neurochemistry (ISN) and the American Society of Neurochemistry (ASN) がニューヨークのNorth Javits Centerで現地開催されました。ISN-ASN 2025は、世界最先端の神経化学の情報が集まる大変充実したプログラムでした。
開会式のオープニングセレモニーに続き、Magdalena Götz先生による「神経発生、疾患、修復における細胞小器官の多様性」に関する特別講演があり、終日、活発な議論が行われ、熱気にあふれていました。17時からのポスターセッションでは、当室の博士課程修了生の伊藤貴博くんが博士課程時の研究論文に対して「Journal of Neurochemistry: 2023 Young Investigator Paper of the Year in Honor of Mark A. Smith – 2nd Place Winner」に選出された論文内容のポスター発表に参加しました。2日目はストレスに関連する記憶や精神疾患に関する分子・細胞機序についてシンポジウムを聴講しました。17時30分から「Involvement of α7 Nicotinic Acetylcholine Receptor in Social Behavior Impairments in Juvenile Mice Exposed to Social Defeat Stress」の演題にてポスター発表を行いました。α7 Nicotinic Acetylcholine Receptorを欠損させた影響、脳炎症がどのように惹起されるのかなど、コメントと質問があり、海外の研究者と研究について交流を図りました。3日目にはEric Nestler 先生の「Transcriptional and Epigenetic Mechanisms of Drug Addiction」、4日目には Eunjoon Kim先生の「Synaptic Dysfunction in Autism Spectrum Disorders」と題した素晴らしい講演で1日が始まり、多くの研究者が聴衆していました。
今回の会議では神経化学の発展にとどまらず、科学そのものに繋がり、神経化学の限界に挑戦する若手研究者の革新と献身的な取り組みなどが紹介された会議であました。最後に次回の会議「Neurochemistry 2027」は、京都で開催することが案内されました。(報告者:野田幸裕)【Journal of Neurochemistry: 2023 Young Investigator Paper of the Year in Honor of Mark A. Smith – 2nd Place Winner】
Takahiro Ito(8月19日)「Astrotactin2 (ASTN2) regulates emotional and cognitive functions by affecting neuronal morphogenesis and monoaminergic systems」
【一般演題:ポスター】
Yukihiro Noda(8月20日)「Involvement of α7 nicotinic acetylcholine receptor in social behavior impairments in juvenile mice exposed to social defeat stress」
2025年7月18日
- 令和6年度助成研究発表会(東京)
-
京王プラザホテルにて、「令和6年度助成研究発表会」が開催されました。
幼少期における心理社会的ストレスによる抑うつ症状に対して抗うつ薬治療の有効性や安全性が乏しいという問題があります。幼若期に社会的敗北ストレスを負荷したマウスにおける社会性行動障害は、既存の抗うつ薬では改善されず、治療抵抗性を示します。脳内ニコチン性アセチルコリン受容体α7サブユニット(α7nAChR)が精神機能の調節や神経炎症に関与していることから、本報告では、治療抵抗性ストレス関連行動に対するα7nAChR関連化合物の急性作用とその分子機序に関する研究成果を当室の野田幸裕が報告しました。また、「喫煙と精神機能・行動 E-2」のセッションの座長も務めました。
研究成果の報告後には、行動障害におけるα7以外のα4やβ2サブユニットの関与や連続投与の影響、行動障害と脳内炎症やα7nAChRの関連性について質疑応答がありました。今後は、モデルマウスの病態と神経炎症の関連性やα7nAChRを介する分子機序を検討し、α7nAChR関連化合物の新規治療薬としての可能性に繋げたいと思いました。
(報告者:野田幸裕)【口頭発表】
野田幸裕「幼若期ストレスによる脳内炎症におけるニコチン関連分子・神経回路の関与:創薬への可能性」
【座長】
野田幸裕「喫煙と精神機能・行動E-2」
2025年7月5日
- 第71回日本薬学会東海支部総会・大会(名古屋)
-
「第71回日本薬学会東海支部総会・大会」が名城大学薬学部にて開催されました。本会では、東海地区を中心とする薬学系研究者が150名以上参加し、化学系薬学、生物系薬学、物理系薬学、医療系薬学等のいずれのセッションでも活発に討論されていました。
当室からは学部6年の楠本美優が一般演題(口頭発表)「Astn2 遺伝子変異マウスの新生仔期における免疫活性化による高次脳機能への影響」と題して発表を行いました。発表後の質疑では、ヒトにおける周産期の感染症罹患と精神疾患発症の関連について質問をいただき、自身の研究と臨床との繋がりをより意識する貴重な機会となりました。
本会で医療への応用を踏まえた研究の重要性を学びました。今回得られた知見を、今後の研究活動に活かせるよう、さらに努力していきたいと思います。
なお、本会におきまして、楠本美優は学生優秀発表賞を受賞しました。(報告者:楠本美優)
【口頭発表】
楠本美優
「Astn2 遺伝子変異マウスの新生仔期における免疫活性化による高次脳機能への影響」
2025年6月28日〜29日
- 医療薬学フォーラム2025/第33回クリニカルファーマシーシンポジウム(旭川)
-
「医療薬学フォーラム2025/第33回クリニカルファーマシーシンポジウム」が、大雪クリスタルホールと旭川地場産業振興センターにて「時を越える医療薬科学」をテーマに開催されました。
当室からは𠮷見 陽がシンポジウム4「精神科領域における薬学研究の最前線」にて「精神科領域におけるリバーストランスレーショナルリサーチ」について発表しました。総合討論では、「精神疾患患者を対象とした網羅的解析においては、症状や生物学的背景による層別化が必要であるが、研究規模・資金・解析手法などにより限界がある。網羅的解析後のデータ階層化や複数のサンプルセットによる検証など、特定集団を区別できる分子を探索するには工夫が求められる」という意見がありました。また、「将来の精神薬学分野に関心を持つ薬剤師養成のためには、薬学部在学中に臨床現場での精神科薬剤師の業務や症例課題、患者の声、バーチャル症状体験などを通じて、精神科医療を学ぶ機会の提供が必要である」ことなどの発言がありました。このように、研究のみならず臨床・教育の視点からシンポジストや参加者と活発な意見交換を行うことができました。
(報告者:𠮷見 陽)
【シンポジウム】
𠮷見 陽(6月28日)シンポジスト(シンポジウム4)
「精神科領域におけるリバーストランスレーショナルリサーチ」
2025年6月21日
- 第4回日本精神薬学会・Webワークショップ(オンライン)
-
「第4回日本精神薬学会・Webワークショップ」が、オンラインにて「処方検討ワークショップ―統合失調症―」をテーマに開催されました。
当室からは𠮷見 陽が講師を担当し、大学院博士課程4年生の堀田彰悟がファシリテーターを務めました。再燃・再発を繰り返す急性期統合失調症患者の病態を把握し、適切なエビデンスに基づいてより良い薬物治療は何かを考え、治療方針を提案できるようになることを目的として、参加者36名が6グループに分かれてディスカッションを行いました。事前課題として患者背景の整理と薬剤調整計画を立案してきたこともあり、情報量が多く活発な議論が展開されました。症例の抱える問題点を解決するために、ガイドラインや臨床試験に基づく検討に加え、患者・家族の病識・薬識や服薬管理の問題などを加味した様々な療養計画が発表されました。質疑応答を含めて、治療方針を提案するための薬学的思考プロセスを共有することにより、精神科薬物療法の最適化について様々な視点から考察する良い機会となりました。
(報告者:𠮷見 陽)【講師】
𠮷見 陽「処方検討ワークショップ―統合失調症―」
【ファシリテーター】
堀田彰悟
2025年3月26日~29日
- 日本薬学会第145年会(福岡)
-
「日本薬学会第145年会」が、「薬学エコシステムの推進:異分野連携で拓く未来のイノベーション」をテーマに、福岡国際会議場、マリンメッセ福岡B館、福岡サンパレスで開催されました。本年会では、異なる部会、学会、国、業種、研究手法、世代などの様々な垣根を超え、お互いの情報を交換し、お互いをよく理解し、お互いの繋がりを強く・深くすることで、従来の垣根を超えたさらなる異分野連携を推進することを目的としています。8,000名を超える参加者があり、活発な討論・議論が行われ、盛会裏に終了しました。
当室からは野田幸裕教授、学部5年の井指孝一が一般演題(ポスター)にて発表を行いました。いずれの発表でも発表時間の終了まで多数の質問を受け、大変盛況でした。井指は今回初めて学会に参加し、精神科病棟に勤務する薬剤師や保険薬局の薬剤師から研究成果の解釈や今後の展望について多くのご意見をいただくことができました。特に、将来の医療従事者となる薬学生に対する教育プログラム(例: 認知行動療法の技法を取り入れたロールプレイなど)の具体案について、意見交換を行うことができました。一方で、他研究室の同期との交流も新たな刺激となり、お互い励まし合う機会となりました。
一般口頭発表(医療系)の「薬物治療学⑤(臨床)」では、新たな知見としてクロザピン服用による流涎の量と頻度には、服用量、期間や精神症状との関連性よりも、服用方法が強く関連していることが報告されました。特に「夜間のみに服用」することで流涎が有意に減少し、症状が緩和される傾向があることが示されました。実際に発表を聞く中で、臨床研究におけるClinical QuestionやPICOの設定、対象選定、主要評価項目の明確化、統計手法の選択など、研究デザインの具体的なイメージを膨らませる機会となりました。
本年会で得られた知見を今後の研究・臨床活動に活かし、より一層精進したいと思います。
(報告者:井指孝一)
【一般演題(ポスター)】
野田幸裕(3月28日)「2023年度薬学共用試験OSCEの解析結果と2024年度OSCEの結果速報、および薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)に対応したOSCEへの取組」
井指孝一(3月28日)「薬学生、薬剤師や精神疾患患者における精神疾患に対するスティグマに関する調査」
2025年3月17日(月)~19日(水)
- APPW2025(第130回日本解剖学会/第102回日本生理学会/第98回日本薬理学会合同大会)(千葉)
-
「APPW2025(第130回日本解剖学会/第102回日本生理学会/第98回日本薬理学会合同大会)」が「協奏の未来へ~生命を探る・解く・護る~」をテーマとして、幕張メッセにて開催されました。本合同大会は生命を構造・機能面から探り、新たな治療法を開拓することを目的に、基礎医学領域の発展の場として提供されていります。
当室からは博士課程1年の加納正暉が一般演題(ポスター)およびshort talkにて「The mutant of Pcdh15, a gene associated with bipolar disorders (BD) induces BD-like behavioral and synaptic transmission abnormalities in mice」と題して発表を行いました。英語でのshort talkは初めてであり、とても貴重な経験となりました。ポスターでは多くの研究者から質問を頂き、モデルマウスの妥当性や病態生理について活発に議論を行うことができました。
シンポジウム:「ストレス研究の新潮流:ストレス応答と病態形成メカニズムの解明へ」では統合失調症やうつ病などの精神疾患には脳内のサイトカイン濃度の変化の他に、脂質異常が関与する可能性があるという新たな知見を得ることができました。
なお本会におきまして加納正暉はGraduate Student Presentation Awardを受賞しました。この受賞は、今後の研究の活力となり、益々研究活動に精進していきたいと思います。
(報告者:加納正暉)
【一般演題(ポスター)・short talk】
「The mutant of Pcdh15, a gene associated with bipolar disorders (BD) induces BD-like behavioral and synaptic transmission abnormalities in mice」
2025年3月16日
- 第34回神経行動薬理若手研究者の集い
-
「第34回神経行動薬理若手研究者の集い」が「ひらく」をテーマとして、お茶の水女子大学にて開催されました。本会は若手研究者の育成を目的に、基礎生物学研究と行動薬理研究を融合させることにより高次生命現象やそのシステム破綻による疾患発症を理解し、各神経精神疾患の治療薬開発に貢献するための議論の場として提供されています。
当室からは博士課程1年の加納正暉が一般演題にて「双極症関連遺伝子であるPcdh15遺伝子変異がマウスの精神行動やシナプス伝達に与える影響」と題して口頭発表を行いました。発表後には脳内モノアミンやアミノ酸変化と行動変容との関連性など、多数の質問を頂くことができました。
シンポジウムでは「モデルマウスを用いたタウ蛋白代謝におけるオートファジーの役割の解明」について拝聴しました。オートファジーはリン酸化タンパク質の分解に関与しており、オートファジーの阻害がアルツハイマー病の病因であるリン酸化タウタンパク質を増加することからアルツハイマー病の発症に関与する可能性を学ぶことができました。
本会を通して神経・精神疾患の機序の解明には行動薬理学を含め、種々の実験手法を融合することでより詳細な検討を行うことができ、融合研究の重要性について学ぶことができました。本会で得た多角的な視点を今後の研究活動に活かし、より努力していきたいと思います。
(報告者:加納正暉)
【一般口頭演題】
加納正暉(3月16日)
「双極症関連遺伝子であるPcdh15遺伝子変異がマウスの精神行動やシナプス伝達に与える影響」
2025年9月5日
- 令和7年度 薬学部卒業論文発表会
-
「令和7年度 薬学部卒業論文発表会」が名城大学薬学部 新1号館および新3号館にて3日間(9月4日~6日)、開催されました。発表会では、当室の学部6年生の杉浦 豪、井指孝一、尾崎真優、金澤和桜子、楠本美優、熊谷美咲、永井拓巳、矢野憲史、関戸菜津子および波多野絢太が、新1号館4階にてポスター発表を行いました。約2年間の研究活動の集大成を発表することができ、6年生一同大変感謝しております。
当室の学部4・5年生をはじめ、副査の教員、他の研究室の学生および研究室配属前の1年生から3年生の学生が入れ代わり立ち代わりポスターを閲覧し、様々な質問や意見をいただきました。学部生には結果の解釈をはじめ、疾患モデル動物の作製方法や使用薬物の選択理由、行動学的および神経化学的な解析方法などの基本的な内容から、研究結果を踏まえた今後の展望などを丁寧に解説しました。教員からは、研究活動で得られた結果の臨床応用についての質問や貴重な意見をいただき、多角的な視点で捉え、論理的思考力を身につける重要性を再認識しました。
発表後には新3号館の1階にて学部6年生から教員、大学院生および学部4・5年生へ感謝の気持ちを込めたプレゼントを贈りました。学部4・5年生からは手作りのだるまのお守りと名前入りボールペン、お菓子をいただきました。
卒業後、薬剤師や大学院生として実務や研究を進めていくにあたり、当室での研究活動や社会活動を通して得た経験を活かして高度な専門知識と研究能力を有する薬剤師「ファーマシスト・サイエンティスト」を目指し、精進していきたいと思います。(報告者:金澤和桜子、尾崎真優)
【ポスター発表】
杉浦 豪(9月5日)
「3T3-L1細胞を用いたクロザピンによる脂肪滴蓄積におけるアドレナリンβ受容体の関与」
井指孝一(9月5日)
「薬学生、薬剤師や精神疾患患者における精神疾患に対するスティグマに関する調査」
尾崎真優(9月5日)
「幼若期社会的敗北ストレス負荷による社会性行動障害におけるα7ニコチン性アセチルコリン受容体を介する細胞内情報伝達系の関与」
金澤和桜子(9月5日)
「統合失調症様モデルマウスにおける脳内クロザピン反応性遺伝子の探索的研究」
楠本美優(9月5日)
「レット症候群モデル神経細胞表現型スクリーニングから見出された候補化合物のマウスの行動学的・生化学的特徴」
熊谷美咲(9月5日)
「SH-SY5Y細胞のフェンシクリジン誘発細胞毒性におけるクロザピンの神経保護効果」
永井拓巳(9月5日)
「22q遺伝子欠失がマウスの精神行動に与える影響」
矢野憲史(9月5日
「統合失調症様モデルマウスにおける社会的認知行動とドパミンD3受容体の関連」
関戸菜津子(9月5日)
「コロナ禍における実務実習がスティグマに与える影響」
波多野絢太(9月5日)
「うつ病患者のリンパ芽球様細胞株および幼若期社会的敗北ストレス負荷マウスの血液と脳における網羅的遺伝子発現解析」
2025年8月5~6日
- 2025年度ゼミ旅行:夏の暑さに負けるな!思い出いっぱいの2日間(兵庫)
-
「2025年度ゼミ旅行」として兵庫を訪れました。野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授を始め、大学院生、および学部4~6年生の計32名のメンバーでの1泊のゼミ旅行となりました。
1日目:8月5日
名古屋大学医学部附属病院を出発し、車中ではレクリエーション(レク)として恒例の自己紹介に加え、お絵描き伝言ゲーム、イントロクイズ、謎解きを行いました。レクによりメンバーの新たな一面を知ることができ、笑顔あふれるバス旅となりました。
最初の目的地である六甲山牧場では、昼食として各グループに分かれてバーベキューを行いました。夏の太陽が照り付けていましたが、室内は快適で、お肉や野菜を心ゆくまで堪能することができました。その後、現地のスタッフに教わりながら、各学年が協力しながらアイスクリーム作りを体験しました。牧場で飼育された乳牛から搾った新鮮な牛乳や生クリームを使い、泡だて器でかき混ぜたり、ヘラでボウルについたアイスを削いだりと、想像以上の力仕事でした。作成中には、アイスクリームが固まりにくかったり、塩水が入ったりとハプニングもありましたが、グループの力で作ったアイスクリームは格別な味に仕上がったと思います。アイスクリームで体を冷やした後は、自由散策で様々な動物とのふれあいを楽しむグループや、チーズ館で好きな乳製品を選ぶグループなど各々の時間を楽しみました。
次の目的地である六甲ガーデンテラスでは天気に恵まれ、見晴らしのデッキから明石海峡から大阪平野まで続く絶景を一望できました。素焼きのかわらを購入し、厄除けや学業成就、縁結びなど各々の願いを込めてかわら投げを楽しみ、写真を撮ったりしながら美しい景色を満喫しました。
宿泊旅館である寿楼に到着後は、温泉につかるなど各々1日の疲れを癒しました。夕食では、刺身や天ぷらなど海の幸や季節の食材を使った料理に舌鼓を打ちました。夕食後には宴会場でチームに分かれて夜レクとして、AI顔あてゲームやババ抜き、景品をかけたビンゴ大会を行い、大いに盛り上がりました。最後は記念撮影を行い、学年の垣根を越えた交流を深めることができました。
2日目:8月6日
早朝、教員をはじめ、大学院生、活発な学部4・5・6年生が海岸までウォーキングを行い、清々しい気分で1日をスタートしました。朝食を済ませ旅館前で記念写真を撮った後、2日目最初の目的地である菊正宗酒造記念館へ向かいました。記念館では、酒造りの歴史や工程を学びつつ、展示や試飲を通して日本酒文化の奥深さに触れることができました。館内ではスタッフの方に丁寧な解説をしていただき、一つ一つの工程に込められた職人の工夫を学ぶことができました。
南京町に移動し、自由散策を行いながら、各々昼食として中華料理やスイーツを堪能しました。記念撮影で思い出を残しながら、各々が神戸ならではの異国情緒あふれる街並みを満喫しました。その後、有馬温泉街に向かい、歴史ある温泉地を散策しました。名物の炭酸煎餅や温泉饅頭を味わい、趣ある街並みを写真に収めるなど、思い思いの時間を過ごすことができました。帰りのバスでは旅の思い出を振り返りながら和やかな雰囲気で名古屋へ向かいました。
本年のゼミ旅行は、配属されたばかりの学部4年生や実務実習で当室を離れていた学部5年生も集まり、遊びや食事を通して交流を深める貴重な機会となりました。真夏の暑さの中でも全員が体調を崩すことなく、無事に帰路に着くことができ、記憶に残る良きゼミ旅行となりました。(報告者:内山智絵、寺林雪乃、福岡万紘、安田彩乃)
2025年8月2日~3日
- 名城大学オープンキャンパス2025
-
「名城大学オープンキャンパス2025」が名城大学八事キャンパス薬学部をはじめ、各キャンパスにて開催されました。
教員の指導の下、研究員、大学院生、および学部4~6年生(35名)が、来校された高校生や保護者などに対して、以下の3つの企画を2日間にわたり実施しました。「医薬連携薬学教育コーナー」では、①本学部の臨床薬学教育の特色であるアドバンスト臨床研修および多職種連携教育(Inter-Professional Education:IPE)についてスライドや動画を用いて説明しました(学部6年生担当)。「薬剤師業務コーナー」では、②抗がん剤曝露対策製品(閉鎖式薬物移送システム:ファシールTM)を用いた抗がん薬注射剤調製および抗がん剤調製用トレーニングキットを用いた模擬薬による曝露検査のデモンストレーション(学部4年生担当)と③クリ-ンベンチでの一般注射剤調製の体験を行いました(研究員、大学院生、および学部5・6年生担当)。一般注射剤調製体験の待ち時間にはインスリン自己注射の模擬体験も行いました。
昨年度に引き続き、両日ともに多数の高校生や保護者などが3つのブースを訪れ(2日間で約290名)、「名城大学の臨床教育の特徴が良くわかった」「在学薬学生・大学院生や教員から薬学部のカリキュラムや実際の大学生活について伺うことができた」、「無菌調製は限られた狭いスペースで行わなければならず、とても難しかった」「シリンジ操作が難しかった」「抗がん剤調製には薬剤師も曝露のリスクがあることに驚いた」などの感想をいただき、好評を博しました。実際に注射剤調製を体験していただくことで、高校生およびその保護者などに無菌調製や抗がん剤曝露の防止の意義、薬剤師が適切かつ安全に操作する方法や重要性について理解していただくことができました。今年度のオープンキャンパスを通じて、薬学部での学びや薬剤師業務の一端に触れていただき、今後の進路選択の一助となれば幸いです。
(報告者:宮田凪、安田彩乃)
2025年6月25日
- 令和7年度 第5回アドバンスト活動報告会(名古屋)
-
「令和7年度 第5回アドバンスト活動報告会」が、名城大学薬学部ライフサイエンスホールをメイン会場として、遠隔にある藤田医科大学病院、愛知医科大学病院および名古屋大学医学部附属病院の複数の名城大学サテライトセミナー室をオンラインでつなぎハイブリッドにて開催されました。
今回で本年度の報告は最後であり、愛知医科大学病院の腎臓・リウマチ膠原病内科、婦人科、血液内科にて研修しているアドバンスト学生3名が愛知医科大学病院の名城大学サテライトセミナー室から症例報告を行いました。多くの学生や教員が参加し、報告後には多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。
腎臓・リウマチ膠原病内科で研修している学生は、ABO血液型不適合腎移植の術前療法への介入について報告しました。免疫抑制薬による拒絶反応を防ぐため、移植手術前から血漿交換や脱感作療法として免疫抑制剤の使用が行われます。本症例では、免疫抑制薬のプログラフ®の投与量不足による拒絶反応や過量投与による腎毒性などを予防するため、治療薬物モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring: TDM)や腎機能のモニタリングを活用し、プログラフ®の適正投与量の提案を行い、腎移植後の治療に貢献しました。
婦人科で研修している学生は、子宮頸がんに対する化学療法による化学療法誘発性末梢神経障害(Chemotherapy-induced peripheral neuropathy: CIPN)に介入した症例について報告しました。CIPNに対する支持療法にはエビデンスが少なく、ガイドラインにしたがって経時的に変化する症状に応じた薬剤が選択されます。本症例では、痺れや痛みの程度を繰り返し聴取することで使用薬剤の有効性の評価と、患者の症状に対する意向から薬剤の変更などの提案を行い、CIPN症状増悪の防止と化学療法の継続に貢献しました。
血液内科で研修している学生は、急性骨髄性白血病患者に対してハプロ移植を行った症例について報告しました。ハプロ移植では、移植片対宿主病(Graft Versus Host Disease: GVHD)の発現リスクが高いため、移植前に化学療法による前処置を行います。本症例では、化学療法の副作用による下痢に対して腸内環境を整えるミヤBM®の処方提案を行い、症状の改善を図りました。移植後の腰痛に対して使用したフェンタニルによる便秘を解消するため、スインプロイク®の追加処方を提案し、移植前後での排便コントロールに貢献しました。
本報告会を通して、抗腫瘍薬や移植手術の開始時に使用される薬剤には、副作用が発現するリスクがあるため、その予防や対処法を提案するには各薬剤の作用機序や薬物動態学的特徴を理解すると共に、起こり得る有害事象を把握しておくことが重要であることを学びました。研修期間も残りわずかとなりましたが、各種ガイドラインや適正使用ガイド等を活用して見聞を広め、自己研鑽を重ねて参ります。(報告者:佐竹遼亮)
【愛知医科大学病院】
腎臓・リウマチ膠原病内科
「ABO不適合腎移植」
婦人科
「子宮頸がんに対するTP+Bev+Pembro療法」
血液内科
「再発・難治性急性骨髄性白血病患者に対する同種移植」
2025年6月21日
- 2025年度4年生歓迎会:新体制!親睦を深める会
-
「2025年度 4年生歓迎会」が、勝男 金山応援団にて開催されました。
今年度、当室に配属されました学部4年生の歓迎会には、野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授をはじめ、博士課程1名、学部6年生6名、学部5年生7名、および学部4年生12名(アドバンスト学生2名)の総勢28名が参加しました。
飲み物が届く間に在学生から自己紹介を行い、和やかな雰囲気で野田幸裕教授から学部4年生への歓迎の言葉と乾杯の音頭をとっていただきました。乾杯後には4年生が自己紹介をし、食べ放題のから揚げとお酒を楽しみつつ、自分たちの共通点を見つけたり、好きなものを共有したりしながら親睦を深めました。会の最後には𠮷見 陽准教授から締めの挨拶として再び歓迎と激励の言葉を頂きました。
今後開催されるイベントを通して、4年生の皆さんが新しい環境に馴染み、共に充実した研究室生活を送れるよう、当室一同努めてまいります。
(報告者:内山智絵、安田彩乃、福岡万紘)
2025年6月18日
- 令和7年度 第4回アドバンスト活動報告会(名古屋)
-
「令和7年度 第4回アドバンスト活動報告会」が、名城大学薬学部ライフサイエンスホールをメイン会場として、遠隔にある藤田医科大学病院、愛知医科大学病院および名古屋大学医学部附属病院の複数の名城大学サテライトセミナー室をオンラインでつなぎ、ハイブリッドにて開催されました。
今回は、名古屋大学医学部附属病院の呼吸器内科・外科、精神科・親と子どもの診療科、消化器内科病棟にて研修しているアドバンスト学生3名が名古屋大学医学部附属病院の名城大学サテライトセミナー室から症例報告を行いました。多くの学生や教員が参加し、報告後には多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。
呼吸器内科・外科病棟にて研修している杉浦 豪は、肺癌化学療法における悪心に対して介入した症例を報告しました。化学療法中には、副作用として悪心が発現しやすく、治療継続のため悪心・嘔吐に対する支持療法が重要となります。本症例では、化学療法中に発現した悪心に対して、効果発現の速い薬剤を患者が希望されたため、メトクロプラミドからTmax(最高血中濃度到達時間)が短いドンペリドンへ制吐薬の変薬を提案し、悪心の改善に努めました。レジメン内で使用する制吐薬についても、2コース目からはセロトニン5-HT3受容体拮抗薬のグラニセトロン注を半減期がより長いパロノセトロン注への変更と、ニューロキニン1受容体拮抗薬のアプレピタント内服の使用期間延長を提案することにより、悪心発現の回避に貢献しました。
精神科・親と子どもの心療科病棟にて研修している井指孝一は、症状コントロール不良の治療抵抗性統合失調症患者へ薬学的に介入した症例を報告しました。治療抵抗性統合失調症の薬物治療の第一選択薬としてクロザピンが使用されます。本症例ではクロザピンの再導入が検討され、クロザピンの用法・用量の設計と提案、副作用や治療薬物のモニタリング(Therapeutic Drug Monitoring:TDM)などの検査項目の確認、血糖値と血清脂質値の追加の提案を行い、治療継続に貢献しました。食事と薬剤との相互作用の有無を薬理学的な観点から評価し、食事制限の要否を医師に情報提供することで、患者の食事制限による精神的な負担を軽減し入院生活の満足度や治療意欲を高めました。
消化器内科病棟にて研修をしている佐竹遼亮は、膵神経内分泌腫瘍における疼痛コントロールへ介入した症例を発表しました。膵神経内分泌腫瘍では初期より発現する心窩部痛が強い場合にはオピオイド鎮痛薬が用いられます。本症例では、導入したオピオイド鎮痛薬による嘔気に対して制吐薬ではコントロールが十分にできなかったため、オピオイドスイッチングを行いました。切り替え方法について高用量のオピオイドを使用していたため、漸増漸減法を提案し、疼痛コントロールへの影響や退薬症状の発現することなく、副作用症状の改善に貢献しました。
本報告会を通して、患者さん一人ひとりの主訴に真摯に耳を傾けることの重要性を再認識するとともに、面談から得られた情報を多角的かつ客観的に評価する力を養うことができました。残り少ない研修期間においても、患者さんの思いに寄り添いながら、得られた知見を基により質の高い医療の提供に貢献できるよう、引き続き努力してまいります。
(報告者:杉浦 豪、井指孝一、佐竹遼亮)
杉浦 豪(呼吸器内科・外科病棟)
「肺癌化学療法における皮膚障害および悪心発現への薬剤師介入事例」
井指孝一(精神科・親と子どもの診療科病棟)
「症状コントロール不良の統合失調症患者に対する薬学的介入」
佐竹遼亮(消化器内科病棟)
「膵神経内分泌腫瘍の癌性疼痛コントロールにおける薬学的介入」
2025年5月28日
- 令和7年度 第3回アドバンスト活動報告会(名古屋)
-
「令和7年度 第3回アドバンスト活動報告会」が、名城大学薬学部ライフサイエンスホールをメイン会場として、遠隔にある藤田医科大学病院、愛知医科大学病院および名古屋大学医学部附属病院の複数の名城大学サテライトセミナー室をオンラインでつなぎハイブリッドにて開催されました。
今回は、安城更生病院の血液内科にて研修しているアドバンスト学生1名、地域薬局で実習しているアドバンスト学生2名が症例報告を行いました。多くの学生や教員が参加し、報告後には多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。
安城更生病院の血液内科で研修するアドバンスト学生は、急性骨髄性白血病患者に対して真菌感染予防に介入した症例について報告しました。化学療法施行時では侵襲性真菌感染症の罹患リスクが高いため、抗真菌薬の予防投与が行われます。抗真菌薬であるボリコナゾールは、視野障害や肝障害などの副作用が報告されています。ボリコナゾールは、CYP2C19の遺伝子多型により日本人における血漿中濃度の個人差が大きいことから、副作用回避のためTDMの実施が推奨されています。本症例では、ボリコナゾールの投与に際して、先行研究より治療効果が高く、副作用発現率の低い治療濃度域を設定しました。TDM結果や臨床検査値、身体症状を基に患者に適した投与量の提案を行うことで、重大な副作用の発現なく、真菌感染症の発症を防ぎ、白血病治療の継続に貢献しました。
地域薬局で実習しているアドバンスト学生2名からは、薬剤性横紋筋融解症へ介入した症例および膵体尾部がん終末期の在宅療養における栄養管理・血糖コントロールに介入した症例について報告を行いました。横紋筋融解症は、横紋筋細胞の壊死によってクレアチニンキナーゼ(CK)等の細胞内容物が血中に流出する病態であり、HMG-CoA還元酵素阻害薬の副作用の1つです。本症例疾患では、医師よりCK値上昇に関して情報提供を受け、HMG-CoA還元酵素阻害薬による薬剤性横紋筋融解症の発症を疑い、薬剤変更を提案することで症状改善に貢献しました。終末期患者では、悪液質と呼ばれる食欲不振やインスリン抵抗性、著しい筋組織の喪失を特徴とする代謝障害症候群を合併し、栄養療法や血糖コントロール等が行われます。本症例では、栄養療法の変更に伴いインスリン投与量を減らすことで低血糖の回避に貢献しました。
本報告会を通して、主疾患に対して適切な治療をサポートすると共に、治療継続のために副作用や合併症に対して変薬や支持療法にも介入することの重要性を再認識しました。今後とも面談やカルテで得られる情報を基に効果・副作用発現について多角的に評価し、臨機応変に介入することで、より良い医療の提供に貢献できるよう努めて参ります。
(報告者:佐竹遼亮)
【安城更生病院】
血液内科病棟
「急性骨髄性白血病患者の真菌感染予防 -薬学的プロブレムと介入点-」
【薬局】
「HMG-CoA還元酵素阻害薬と横紋筋融解症について」
「在宅医療 終末期の栄養管理と血糖コントロールに対する薬学的介入」
2025年5月15日
- 令和7年度 第2回アドバンスト活動報告会(名古屋)
-
「令和7年度 第2回アドバンスト活動報告会」が、名城大学薬学部ライフサイエンスホールをメイン会場として、遠隔にある藤田医科大学病院、愛知医科大学病院および名古屋大学医学部附属病院の複数の名城大学サテライトセミナー室をオンラインでつなぎハイブリッドにて開催されました。
今回は、藤田医科大学病院の内分泌・代謝・糖尿病内科、血液・細胞療法内科にて研修しているアドバンスト学生2名が藤田医科大学病院の名城大学サテライトセミナー室から症例報告を行いました。多くの学生や教員が参加し、報告後には多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。
内分泌・代謝・糖尿病内科で研修するアドバンスト学生は、BMIが高値である2型糖尿病患者に対して、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬のマンジャロⓇを導入した症例を報告しました。2型糖尿病ではしばしば肥満を伴い、糖尿病の悪化の原因となります。本症例では、体重減少効果の高いマンジャロⓇが新たに導入されました。専用ペン「アテオス」の操作方法を他職種と連携して指導し、患者の注射に対する不安を取り除きながら治療継続に貢献し、血糖コントロールや体重管理の改善に繋げました。
血液・細胞療法科で研修するアドバンスト学生は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫治療にエプコリタマブを導入した症例を報告しました。エプコリタマブは再発性または、難治性の大細胞型B細胞リンパ腫などに使用されますが、サイトカイン放出症候群(Cytokine Release Syndrome:CRS)や免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(Immune effector Cell-Associated Neurotoxicity Syndrome: ICANS)などの副作用に注意が必要です。本症例では、エプコリタマブの治療期間に定期的に訪床し、CRSの初期症状である発熱や低血圧、ICANSの症状である意識障害や書字障害など、これらの症状の有無について患者に確認することで、安全な治療継続に貢献しました。
本報告会を通して、患者の不安や副作用管理に多職種と情報共有しながら対応することで患者の薬剤理解の向上と治療継続に貢献する重要性を知ることができました。今後も患者との面談を充実させ、患者一人ひとりに合わせた医療を提供できるよう努めてまいります。
(報告者:井指孝一)
【藤田医科大学病院】
内分泌・代謝・糖尿病内科
「2型糖尿病患者に対するマンジャロの導入例」
血液・細胞療法内科
「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫治療にエプコリタマブを導入した1例」
2025年4月30日
- 令和7年度 第1回アドバンスト活動報告会(名古屋)
-
「令和7年度 第1回アドバンスト活動報告会」が、名城大学薬学部3号館201号室を会場として、遠隔にある愛知医科大学病院および名古屋大学医学部附属病院の複数の拠点をオンラインでつなぎハイブリッドにて開催されました。
今回は、藤田医科大学病院の精神科、腎臓内科にて研修しているアドバンスト学生2名が名城大学から症例報告を行いました。多くの学生や教員が参加し、報告後には多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。
精神科で研修するアドバンスト学生は、治療抵抗性統合失調症の患者における服薬アドヒアランスに介入した症例を報告しました。本症例では、薬剤師面談時にアドヒアランスを評価する服薬態度評価尺度(DAI-10)や病識を評価する病識評価尺度(SAI-J)を用いて評価していました。その結果、アドヒアランス不良の疑いがあり、統合失調症の治療は、精神症状軽減や再発防止のため長期にわたるため、アドヒアランスを向上させる必要があります。服薬上の疑問点など、患者が不安に思うことに対して説明を繰り返し、患者の薬に対する理解を深め、服薬に対する不安を解消することで、DAI-10やSAI-Jの点数も改善し、患者の服薬アドヒアランスの向上に貢献しました。
腎臓内科で研修するアドバンスト学生は、好中球細胞質抗体(Anti-Neutrophil Cytoplasmic Antibody:ANCA)関連血管炎の低体重患者における再発時治療に介入した症例を報告しました。ANCA関連血管炎とは好中球の細胞質成分に対する自己抗体である
ANCAによって引き起こされる自己免疫疾患です。再発時治療として、好中球の機能亢進を抑制する薬剤であるアバコパンが使用される場合があります。低体重患者では薬剤性肝障害のリスクが高いため、本症例では低用量での治療が提案され、肝障害を認めることなく、病状の改善に貢献しました。
本報告会を通して、患者の症状観察だけでなく評価尺度や検査値、薬歴等を考慮し、服薬指導や用量設定を行うことで安全かつ効果的な医療の提供に繋がると学びました。今後も患者の訴えに加え、検査値や評価尺度を適切に活用することで患者にとって最適な治療を支援していきます。
(報告者:杉浦豪)
【藤田医科大学病院】
精神科
「クロザピン服用中の統合失調症患者におけるアドヒアランス向上への介入が有効であった一例」
腎臓内科
「ANCA関連血管炎にアバコパンを導入した一例」
2025年4月1日
- 2025年度 鶴舞公園にてお花見:桜の下でひととき
-
例年3月下旬~4月上旬に見頃を迎える鶴舞公園に、恒例の「2025年度 お花見」に出かけました。雨の予報でしたが、野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授をはじめ、博士課程2年の加納正暉先輩、学部6年9名、学部5年6名、およびアリゾナ大学からの留学生(Crystal Voさん)の総勢19名が参加し、春を感じる桜の木の下で笑顔あふれる記念写真を撮影することができました。
撮影後は留学生と鶴舞公園桜まつりに出店している屋台にて唐揚げやたまごせんべいなどを堪能し、ソメイヨシノなど約750本の桜が咲き乱れる情景風景は春を感じることができました。
今年度も引き続き親睦を深められるような機会を設け、充実した研究室生活が送れるよう精進して参ります。
(報告者:河合晃佑)
2025年3月18日
- 2024年度 卒業式:学部6年生への記念品授与
-
「2024年度 名城大学卒業式」が愛知県体育館にて、「令和6年度 薬学部学位授与式」がヒルトン名古屋にて開催されました。
当室からは、薬学研究科博士課程(4年制)第10期修了生として1名、6年制薬学部第14期卒業生として5名が卒業しました。学部卒業生の加藤朱莉先輩、加藤拓真先輩は研究の功績で学長表彰を受けました。先輩方には研究・アドバンスト臨床活動において様々な場面で丁寧にご指導頂き、大変お世話になりました。
後輩一同より、今までの感謝の気持ちを込めて記念品としてアルバムを贈呈しました。先輩方が当室から去ることに寂しさを感じますが、今後も先輩方に倣い、研究・学業ともに懸命に取り組むことで当室を盛り上げていきます。卒業生の皆様が「病態解析学Ⅰ」で培った経験を活かし、益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
(報告者:内山智絵)
2025年3月7日
- 2024年度 6年生送別会:感謝の気持ちを胸に、新たな一歩を
-
「2024年度 6年生送別会:感謝の気持ちを胸に、新たな一歩を」が、素材食房 酔家 Suikaにて開催されました。
今年度は、博士課程1名が修了し、学部生6名が卒業されます。野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授をはじめ、博士課程1名、学部卒業生3名、学部5年6名、および学部4年6名の総勢18名が参加しました。野田幸裕教授の挨拶から始まり、先輩方と当室での生活を振り返りながら、談笑を楽しみました。温かく和気あいあいとした雰囲気の中、卒業される先輩方から今後の活動に向けた励ましのお言葉を頂くとともに、卒業される先輩方に感謝の気持ちを伝えることができ、心温まる楽しい会となりました。最後に、𠮷見 陽准教授から卒業生ならびに在学生へ激励の言葉が送られ、研究室一同、身の引き締まる思いとなりました。
先輩方の今後の進路についてお話を伺う中で、自身もそのような姿を目指し、より一層努力していきたいと感じました。先輩方から受け継いだ知識や経験を礎として、在籍する一同協力しながら、卒業研究やアドバンスト臨床研修のさらなる充実と発展に努めてまいります。
これまでお世話になった皆様の新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
(報告者:御厨ほのか)
2025年2月15日
- 2024年度 第10回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム(名古屋)
-
「名城大学 第10回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム」が名城大学薬学部にて、「名城薬の研究活動を活性化させよう〜学生視点から研究について考える〜」をテーマに開催されました。各研究室が学部1~3年生に向けてポスター発表を行い、研究活動への理解を深めてもらうことを目的として実施されました。
当室からは学部5年の永井拓巳が研究コースにて実施している基礎研究として遺伝子組み換えマウスを用いて、精神疾患から見出されたゲノム変異がマウスの精神行動やシナプス伝達に与える影響を中心に、井指孝一と杉浦 豪はアドバンストコースにて実施している臨床・調査研究として薬学生、薬剤師や精神疾患患者の精神疾患に対するスティグマの相違点やβ受容体作用薬が脂肪細胞蓄積に与える影響を中心にブースに訪れた学生に対してポスターにて説明を行いました。基礎研究においては、動物実験・細胞実験ともに研究の目的や手順、薬剤の投与方法について、調査研究においても、研究の目的や調査・解析方法について丁寧に説明し、対応しました。当室の活動内容については博士課程1年生の加納正暉あるいは学部4・5年生が紹介しました。いずれのブースにおいても多数の学部生が訪れており、真剣な表情で研究や活動内容について質問しており、大いに賑わっていました。
本フォーラムに参加し、様々な発表を拝聴することで、研究に対する意欲がより一層高まる有意義な一日となりました。
(報告者:寺林雪乃)
【ポスター発表】
加納正暉、永井拓巳、井指孝一、杉浦 豪、福岡万紘、安田彩乃、寺林雪乃
「研究室紹介 病態解析学Ⅰ」
永井拓巳
「アストロタクチン2(ASTN2)やプロトカドヘリン15(PCDH15)などのゲノム変異マウスの行動学的と神経科学的・組織学的な検討」
井指孝一
「薬学生、薬剤師や精神疾患患者における精神疾患に対するスティグマに関する調査」
杉浦 豪
「クロザピンによる脂肪滴蓄積におけるアドレナリンβ受容体の関与」
2025年2月2日
- 2024年度 スポーツフェスティバル・新年会:5年ぶりに復活!スポーツで深まる親睦
-
「第9回スポーツフェスティバル」が、名城大学薬学部 体育館にて開催されました。
今回のスポーツフェスティバルは参加者19名が野田幸裕教授率いる「野田チーム」、𠮷見 陽准教授率いる「𠮷見チーム」、および博士課程1年の加納正暉先輩率いる「加納チーム」の3チームに分かれ、バレーボール、バドミントン、バスケットボールで競い合いました。コロナ禍を経て、5年ぶりに復活したスポーツフェスティバルでしたが、例年に劣らぬ熱戦が繰り広げられました。
𠮷見チームがバレーボール・バドミントンの両競技で1位を独占し、迎えた最後のバスケットボールで逆転のチャンスがありましたが、逆転かなわず、𠮷見チームの優勝となりました。参加者全員が大きな怪我をすることなく、ベストを尽くし、笑顔あふれるスポーツフェスティバルとなりました。
スポーツで身体を動かした後は、塩釜口の「三代目」鳥メロにて新年会を開催しました。会の始めの挨拶として、野田幸裕教授から今年の奮起を期待するお言葉をいただきました。スポーツフェスティバルのMVP(5年 永井拓巳)による乾杯の音頭とともにスタートし、和やかな雰囲気の中、楽しい時間を過ごしました。会の最後には、𠮷見 陽准教授から各学年への激励のお言葉をいただきました。
スポーツフェスティバルを通じて、参加者全員は日頃の研究や勉強から離れ、心身共にリフレッシュすることができ、今後の研究、学業、実務実習への活力を高めることができました。
(報告者:金澤和桜子)
優勝チーム :𠮷見 陽准教授、永井拓巳、井指孝一、尾崎真優、宇藤卓也、御厨ほのか
MVP賞 :永井拓巳
2025年4月1,2日
- 米国アリゾナ大学薬学部から臨床研修生Crystal Voさんが名古屋大学医学部附属病院および病態解析学Ⅰにて臨床研修
-
名城大学薬学部では海外から数多くの薬学生や薬学臨床教員・研究者を受け入れ、教育と研究の両面で国際的な役割を果たしています。特に、教員や薬学生が米国の臨床薬学の現状や臨床薬剤師の業務・役割などを理解して国際的な視野を広げる目的で、米国の南カリフォルニア大学薬学部、サンフォード大学薬学部およびアリゾナ大学薬学部との間で研究・教育の学術交流協定を結び、学術交流を行っています。
2024年9月24日に引き続き米国アリゾナ大学薬学部から4年のCrystal Voさんが日本での臨床薬学教育研修として、名城大学薬学部と関連医療施設などで、3週間(2025年3月31日~4月18日)の臨床研修を行いました。4月1日と2日には名城大学の協定病院である名古屋大学医学部附属病院(名大病院)および病院内に設置された名城大学薬学部 サテライトセミナー室 病態解析学Ⅰにて臨床研修を実施しました。
4月1日(火)
1)臨床研修Ⅰ(薬学教育当室・メンバー紹介):サテライトセミナー室にて、野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授が当室の活動や研究内容、日本の薬学部のカリキュラムについてスライドで説明しました。その後、和やかな雰囲気の中で当室の学部6年生がそれぞれ自己紹介しました。名大病院のアドバンストコースの学部6年生2名は病棟実習で関わった症例についても紹介しました。臨床研修生は熱心な姿勢で症例報告に耳を傾けていました。
2)臨床研修Ⅱ(ICUでの研修):アドバンストコースの学部6年生1名と野田先生、𠮷見先生も同行し、稲垣孝行准教授が関与しているICUにて研修を行いました。ICUではClosedと呼ばれるICUの医師が担当する患者とSemi Closedと呼ばれるICU以外の診療科の医師が担当する患者に分かれていることを説明していました。一般病棟と比べてICUの患者は、病状が急変したり、高頻度で検査が行われたりするため、薬剤師が独自で作成した経過表(ACSYS)を用いて、患者のバイタルサインや注射剤の流量などをチェックしていることを説明していました。臨床研修生は「移植」について、特に関心を持っており、免疫抑制薬が投与されている患者の様子や処方箋を見て「TDMはどのように行われているのか?」「移植後の状態はどうなのか?」など質問をして、活発に意見交換が行われました。
3)臨床研修Ⅲ(病院内・薬剤部内見学):アドバンストコースの学部6年2名と野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授と共に病院内・薬剤部内の見学を行いました。外来受付から、検査、診察、会計までの患者の動線を説明し、1日の外来患者数や院外薬局が敷地内や門前に多数の調剤薬局があることに驚いていました。外来患者へ吸入指導していること、その手順や指導内容について説明し、臨床研修生と意見を交わしました。吸入器(デバイス)の種類や吸入指導の方法が日米において大差がないとコメントを頂きました。薬剤部では注射室・調剤室・製剤室・麻薬室・試験室・薬務室を見学しました。調剤ロボットによる注射剤の自動払い出し、バーコードによる調剤監査システム、試験室での薬物血中濃度モニタリング(TDM)業務、麻薬の管理方法などについて説明しました。製剤室では薬剤部の溝口博之准教授に抗がん剤混合調製ロボットについて説明を受け、抗がん薬による曝露汚染軽減対策の有効性についてとても興味を示していました
4)臨床研修Ⅳ(化学療法室):薬剤部の宮崎雅之副薬剤部長に外来化学療法室における薬剤師業務や多職種との連携について説明を受けました。日本ではアメリカと異なり、抗がん剤調整を技術者ではなく薬剤師が行っていることの理由について尋ねられました。日本では調剤業務は基本的に薬剤師が処方内容の監査をしながら行うためであることを説明しました。
4月2日(水):2日目
1)臨床研修Ⅴ(臨床研修生によるキャンパスライフと症例報告): 臨床研修生にアリゾナ大学薬学部での薬学教育やキャンパスライフについて紹介してもらいました。日本の薬学部の臨床研修は最低22週ですが、アリゾナ大学薬学部では42週間以上であり、臨床経験を積む機会が多く、経験数は自信となり、大きな実力の差となって表れてくると思いました。真の実力を身に付けるためには、知識を得るだけではなく経験を数多く積み重ねることが大切であること、自らの目で見て考え、自らの意思で判断する研修を実践することが米国の薬学生の強みだと実感しました。次に、サソリによる毒刺傷における薬物治療についての症例報告を行なってもらいました。サソリに刺されると焼けるような痛みが生じ、その後、流涎、頻脈、四肢の痙攣などが認められるとのことでした。アリゾナ州では広範囲にサソリが生息しており、毒刺傷により救急外来を受診する患者も少なくないとのことで、日本と米国における地域性および患者層の相違を認識しました。
2)昼食(日本文化の紹介):昼食には名古屋名物のみそメンチカツ丼を用意しました。愛知県の食文化に欠かせないのが「八丁味噌(赤味噌)」を使用した代表する料理の「味噌おでん」や「味噌カツ」について紹介を行い、和気あいあいと「味噌カツ」を楽しみました。臨床研究生はカツだけでなく、その上にかかる八丁味噌にも興味を示し、愛知県の食文化を通じて日本食の一つである味噌についての理解を一層深めてもらう良い機会となりました。
3)臨床研修Ⅵ(消化器内科病棟での研修): アドバンストコースの学部6年生2名、野田先生、𠮷見先生、病棟担当薬剤師の内田美月先生の付き添いのもと、消化器内科病棟における一般的な病棟薬剤師の業務や病棟の特徴について説明しました。持参薬の管理方法や注射薬の払い出しについて説明し、病棟での注射剤の混合や注射剤の投与は薬剤師ではなく看護師が行うことが、日米で異なる理由などについての説明を熱心に聞いていました。臨床研修生から、入院期間に関する質問がありました。胃がんや食道がんの患者が多く、手術の場合では1週間ぐらい、がん化学療法の場合ではレジメンによるが短ければ2,3日ぐらい、症状が不安定で治療の経過が不良の場合は連続で2ヶ月程度のケースもあると回答しました。
4)臨床研修Ⅶ(精神科/親と子どもの心療科での研修):精神科/親と子どもの心療科病棟にて、病棟担当薬剤師の内田美月先生と共に精神科病棟薬剤師の業務や病棟について説明しました。本病棟の特徴である憩いの場や観察室、光療法室を見学し、精神科での薬剤師の役割や他病棟との違いについて説明しました。想いの場で行われる作業療法として作成された折り紙や絵画に興味を持たれており、精神科患者が行う作業療法の内容に興味深く聞き入っていました。
5)臨床研究(ジェノタイピングの体験):当室で実施している研究内容を理解してもらうために、6年生が概要を説明し、ジェノタイピングの手技を体験してもらいました。アリゾナ大学においても同様の手技を学ぶ機会はあるようで、お互いの手技を確認しながら実験を行いました。
6)日本文化(書道・けん玉・折り紙・お手玉):日本文化である書道・けん玉・折り紙・お手玉をそれぞれ学部生が手本を見せながら一通り体験していただきました。書道では、臨床研究生は初めて持つ筆に「難しい」と苦戦していましたが、勢いよく筆を走らせ、自身の名前「Crystal」が和訳で「水晶」であることから、漢字で見事に書き上げることができました。折り紙では学部生と一緒に鶴を折りました。鶴が完成した後は、鶴の尾の部分を縦半分に切って脚を作り、立たせるというバランスゲームが始まりました。苦戦しつつも見事に成功させた瞬間には歓声が上がりました。最終的に3羽の鶴を立たせることができ、とても喜んでいる姿が印象的でした。けん玉、お手玉は初めての体験でしたが、コツをつかむのが非常に早く、成功した際には歓声と笑顔が溢れていました。日本文化を介して、臨床研究生のそれぞれの体験に積極的に挑戦する姿勢や楽しそうな表情を目にし、学部生一同、大変嬉しい気持ちとなり、笑顔溢れる和やかで楽しいひと時となりました。
2日間臨床研修生と交流を深めることで、双方が日米における医療や薬剤師業務などの共通点や相違点を改めて認識することができました。研修生の症例報告や将来の夢についてお話を伺い、国を跨いでも変わらない薬剤師としての使命を感じました。臨床研修生の豊富な知識や積極的な学びに刺激を受けた2日間となり、薬剤師の在り方について考える良い刺激となりました。
(報告者:井指孝一、佐竹遼亮、杉浦 豪、御厨ほのか)
2025年2月25日~28日
- JSTさくらサイエンスプログラムにてシャヒード・モタルマ・ベナジール・ブット医科大学からの短期研修生が名古屋大学医学部附属病院および病態解析学Ⅰを訪問
-
名城大学薬学部では海外から数多くの薬学生や薬学臨床教員・研究者を受け入れ、教育と研究の両面で国際的な役割を果たしています。
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「さくらサイエンスプログラム」(SSP)で招聘されたパキスタンの「シャヒード・モタルマ・ベナジール・ブット(SMBB)医科大学」の医学・薬学を学ぶ4、5年生6人とヌストラ・シャー学長ら引率教員2人が2月25日~28日までの4日間、生化学実験などの実習、名古屋大学医学部附属病院の訪問を行い、薬学部生らとの交流を深めました。
2月27日には、アドバンストコースの学部5年生の井指くんと野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授、名大病院薬剤部の溝口博之准教授と共に院内と薬剤部の見学を行いました。調剤室では、入院患者および外来患者の内服薬や外用薬の調剤方法について説明しました。臨床研修生たちは、薬棚に並ぶ一つひとつの薬剤に対して、その名称や用途について積極的に質問を投げかけ、強い興味を示していました。注射室では、抗がん剤混合調製ロボット、注射薬自動支出システムについて説明し、機械化が進んでいることを説明しました。また、消化器内科病棟にて、病棟担当薬剤師の内田美月先生とともに、消化器内科病棟の特徴、薬剤の管理方法や病棟薬剤師の業務内容として処方内容を医師と協議することを説明しました。処方オーダ、調剤、調製、投与などの各段階において、専門職による確認に加えテクノロジーを利用した何重もの患者安全管理システムが適用されていることに驚きと関心を示していました。
今回、パキスタンの医療状況や薬剤師業務などの共通・相違点を比較することができました。
(報告者:野田幸裕)
2025年1月14、15日
- 米国サンフォード大学薬学部から臨床研修生Eusebio Iglesiasさんが名古屋大学医学部附属病院および病態解析学Ⅰを訪問
-
名城大学薬学部では海外から数多くの薬学生や薬学臨床教員・研究者を受け入れ、教育と研究の両面で国際的な役割を果たしています。特に、教員や薬学生の国際的な視野を広げる目的で、米国の南カリフォルニア大学薬学部、サンフォード大学薬学部やアリゾナ大学薬学部との間に学術交流協定を結び、これらの協定大学を中心に国際的な研究・教育活動を実施しています。
米国サンフォード大学薬学部4年のEusebio Iglesiasさんが、日本における臨床薬学教育研修(2025年1月6日~2月7日)の一環として、名城大学薬学部と関連医療施設などで、臨床研修を行います。1月14日と15日には、名城大学の協定病院である名古屋大学医学部附属病院(名大病院)および病院内に設置された名城大学薬学部 サテライトセミナー室 病態解析学Ⅰにて臨床研修を実施しました。
1月14日(火):1日目
1)臨床研修Ⅰ(薬学教育当室・メンバー紹介):サテライトセミナー室にて、野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授が当室の活動や研究内容、日本の薬学部のカリキュラムについてスライドで説明しました。その後、和やかな雰囲気の中で当室のメンバーの院生、5年生・4年生がそれぞれ自己紹介しました。名大病院のアドバンストコースの学部5年生2名は自己紹介の中で病棟実習で関わった症例についても紹介しました。臨床研修生は熱心な姿勢で症例報告に耳を傾けていました。
2)和食体験(日本文化の紹介):日本文化の紹介の一環として、昼食にはおにぎりを実際に握ってもらったり、たこ焼きや肉じゃがを試食してもらったりなど、庶民的な和食の理解を深めてもらいました。少し苦戦しながらもおにぎりを握ってもらい、肉じゃがは初めての実食だったため、戸惑いの表情を見せながらも、「美味しい」という感想とともに舌鼓を打っていました。
3)臨床研修Ⅱ(ICUでの研修):アドバンストコースの学部5年生1名と𠮷見先生の付き添いで稲垣孝行准教授が関与しているICUでの研修を行いました。ICUには麻酔科担当薬剤師と麻酔科以外の担当薬剤師が交代で常駐しています。ICUでは他の病棟と比べて病状が激しく変化し、高頻度で検査が行われるため、自作の経過表を用いて、患者のバイタルサインや注射薬の流量などをチェックしていることを説明されていました。緊急性を伴う場合には医師・薬剤師等により事前に合意された薬剤であれば、薬剤師の判断で薬剤投与が行われることが紹介されました。 臨床研修生は肺炎に罹患した患者のカルテを診て「薬剤感受性試験は行われているのか?」「起因菌は何か?」など質問をして、活発に意見交換が行われました。
4)臨床研修Ⅲ(消化器内科病棟での研修):アドバンストコースの学部5年生1名と𠮷見先生と野田先生の付き添いで消化器内科病棟にて、病棟担当薬剤師の内田美月先生に一般的な病棟薬剤師の業務や病棟の特徴を理解していただくための研修を行いました。最初に消化器内科病棟の特徴、麻薬・毒薬および向精神薬の管理方法と、病棟薬剤師の業務内容の説明がありました。次に、抗がん剤治療やその支持療法が実施されている患者において抗がん剤治療に用いる薬剤の投与量を患者の治療歴を参照して監査すること、必要な場合には医師の疑義照会することなどを行うことが説明されました。臨床研修生はこれらの説明を通して、日米における抗がん剤治療の共通点と相違点について質問を交えて理解されていました。特に、患者の副作用状態に応じた細やかな抗がん剤の投与量の調整や支持療法を提案していることに関心していました。
5)臨床研修Ⅳ(臨床研修生によるキャンパスライフと症例報告): 臨床研修生には、サンフォード大学薬学部での薬学教育やキャンパスライフについて紹介してもらいました。サンフォード大学薬学部では日本の薬学生よりも長期間の臨床研修があり、薬剤師業務に関わる機会が多くあり、環境が整備されていることを知りました。次に、副腎不全による低体温症における薬物治療についての症例報告を行なってもらいました。副腎不全におけるグルココルチコイド療法の第一選択薬であるヒドロコルチゾンが、より高い治療効果を得るために経口投与ではなく点滴静脈注射を行う必要があることについて、血中濃度グラフを用いて説明しました。退院後の治療方針や血球などの検査値の表示方法(Fish Lab Values)とその見方などについて質問をしましたが、詳細に非常に丁寧に解説をして頂き、大変興味深く拝聴することができました。
1月15日(水):2日目
1)臨床研究(細胞:セルカウント・継代/動物:ジェノタイピングの体験):当室で実施している医薬統合研究を理解してもらうために、細胞継代(細胞の系統維持)の見学・体験、ジェノタイピングの体験を行ってもらいました。細胞継代では過去に細胞実験を経験していたとのことから、ピペット操作などの手技を思い出しながら行なっていました。これらの臨床研究を通して、当室のトランスレーショナルリサーチによる創薬研究について理解を深めてもらいました。
2)昼食(日本文化紹介):昼食には日本の典型的なカレーを用意しました。臨床研修生は嬉しそうに「美味しい」と舌鼓を打ちながら、和気あいあいと款談し、日本のアニメの話で大いに盛り上がりました。
3)臨床研修Ⅴ(病内・薬剤部の見学):アドバンストコースの学部5年生3名と野田幸裕教授、𠮷見 陽准教授、溝口博之准教授と共に院内と薬剤部の見学を行いました。麻薬の管理方法や抗がん剤混合調製ロボット、注射薬自動支出システムについて説明し、AIの導入が進んでいることに驚いていました。試験室では、液体クロマトグラフィーやタンデム質量分析法(LC-MS/MS)を用いたボリコナゾールの治療薬物モニタリング(TDM)について詳細な説明を受けました。この経験を通じて、TDMの重要性と実施方法に関する理解を深めてもらいました。
サテライトセミナー室に戻って、当室で行っている薬剤師外来(吸入療法支援)について、実際の練習用吸入器を実際に使用して説明し、経験してもらいました。臨床研修生は吸入器に関する知識は豊富で、インチェック(吸気流速測定器)の使用方法について活発な議論を交わしました。この意見交換を通じて、吸入指導の方法が日米で大差がないことから、参加者全員にとって貴重な学びの機会となりました。
4)臨床研修Ⅵ(精神科/親と子どもの心療科での研修):アドバンストコースの学部5年生3名と𠮷見先生と野田先生の付き添いで精神科/親と子どもの心療科病棟にて、病棟担当薬剤師の長岡侑里先生に精神科病棟薬剤師の業務や病棟の特徴を理解していただくための研修を行いました。病棟内では監視モニターや観察室を注意深く観察していました。患者の状態が変化した際に迅速に対応することができるよう、厳重に管理がなされていることが説明されました。また、観察室の紹介の際には、米国の観察室の壁は日本と比べてとても柔らかく、クッションのようになっていると意見を交わし、日米において違いがあることを学びました。
5)日本文化(けん玉、将棋、お手玉、折り紙の体験):それぞれ学部生が横で手本を見せながら行いました。中でも臨床研修生は、けん玉に特に強い関心を示しました。その難度の高さに「難しい」と戸惑いながらも、挑戦を重ねる姿が印象的でした。大皿やとめけんなどの技が成功するたびに沸き起こる歓声と拍手により、場の雰囲気が一層盛り上がり、時間を忘れて日本文化への楽しさに溢れた時間でした。この体験を通じて、臨床研修生は日本の伝統玩具の奥深さと魅力を肌で感じ、有意義な機会となりました。
今回、臨床研修生の名大病院での研修では、双方が日米における医療や薬剤師業務などの共通点や相違点を改めて認識することができました。症例報告などを通して客観的な意見を聞くことができ、今後のアドバンスト活動へのモチベーションアップにも繋がりました。臨床研修生の豊富な知識や積極的な学びに刺激を受けた2日間となりました。
(報告者:井指孝一)
2025年11月17日
- 愛知県立小坂井高等学校での出前講義(豊川)
-
2025年11月17日(月)、愛知県立小坂井高等学校にて、全学年、800名以上の高校生に対して「若い人にも知ってほしい医薬品の使い方と薬物乱用」と題して、出前講義を行いました。
最初に、薬学部以外の医療系学部や医療施設を持たない名城大学薬学部の教育・研究の特徴を紹介しました。その後、医薬品の適正使用、薬物乱用とその防止、そしてオーバードーズの危険性について解説し、それらの理解を深めてもらいました。最近のオーバードーズ問題は、10代にまで広がり、緊急に対策が必要です。将来を担う若者たちの未来が薬物乱用により閉ざされてしまうことがないように、特に、乱用の恐れがある成分を含む風邪薬が身近な薬局で手軽に購入できる現状と、その危険性を正しく認識してもらうことが重要です。そして、オーバードーズを後押ししないような対策を強化していくことが必要です。
800名以上の参加者であったため、どこまで興味深く聴いてくれたか不安ではありましたが、高校教員からは分かりやすく良かったとの評価もあり、大学の紹介、薬学部の特徴も聞けて進学相談にも役立ったとコメントを頂きました。
(報告者:野田幸裕)
2025年11月12日
- くすり教室「千音寺小学校 名古屋」
-
名古屋市立千音寺小学校にて「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」
「くすり教室:実験講座」「薬物乱用・依存」の出前授業・Eプロを開催しました。251112NPO
2025年11月7日
- くすり教室「八事小学校 名古屋」
-
名古屋市立八事小学校にて「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」
「くすり教室:実験講座」「薬物乱用・依存」の出前授業・Eプロを開催しました。251107NPO
2025年11月1日
- くすり教室「名城大学祭 名城大学天白キャンパス 愛知」
-
名城天白大学キャンパスにて「くすり教室:実験講座」のEプロを開催しました。251101NPO
2025年10月28日
- くすり教室「岩成台小学校 愛知」
-
春日井市立岩成台小学校にて「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」
「くすり教室:実験講座」「薬物乱用・依存」の出前授業・Eプロを開催しました。251028NPO
2025年9月6日
- くすり教室「静岡学園中学校・高校 静岡」
-
静岡学園中学校・高校にて「特別講義:大学の薬学部や薬剤師について」「くすり教室:実験講座~薬学生と一緒に学ぼう!~」の出前授業・Eプロを開催しました。250906NPO
2025年7月27日
- くすり教室「尾西生涯学習センター 愛知」
-
尾西生涯学習センターにて、一宮市薬剤師会との 共同企画として「くすりの正しい飲み方: くすりと安全に安心して付き合う」「くすり教室:実験講座」の出前授業・E プロを開催しました。250727NPO
2025年7月12日
- くすり教室「イオン八事店 愛知」
-
イオン八事店にて「くすり教室:実験講座」のEプロを開催しました。250712NPO
2025年6月15日
- くすり教室「イオン八事店 愛知」
-
イオン八事店にて「くすり教室:実験講座」のEプロを開催しました。250615NPO
2025年5月10日
- くすり教室「イオン八事店 愛知」
-
イオン八事店にて「くすり教室:実験講座」のEプロを開催しました。250510NPO
2025年2月9日
- くすり教室「イオン八事店 愛知」
-
イオン八事店にて「くすり教室:実験講座」のEプロを開催しました。250209NPO











