活動報告

活動報告の紹介

研究活動

基礎・臨床研究で得られた成果は、積極的に国内外の精神神経薬理学、神経科学および医療薬学関連の学会や研究会にて報告し、世界を見据えて広く社会に発信しています。また、招待講演やシンポジウムなどにおいても多数発表を行っています。

大学・研究室行事

大学行事として、学生フォーラム、ソフトボール大会、オープンキャンパス、卒論発表や卒業式などが開催され、こうした行事には積極的に参加しています。研究室行事として、鶴舞公園での花見、ゼミ旅行、スポーツフェスティバル、新年会など、1年を通して楽しいイベントを開催し、メンバー同士の親睦を深めています。

国際交流活動

名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターは、学術交流協定を結んでいる米国をはじめとする海外の大学教員や臨床研修生を受け入れ、講義への参加、関連医療施設の見学、症例検討を通し、研究・教育の交流を行っています。 名古屋大学医学部附属病院での臨床研修は、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室を拠点として、当部門のアドバンスト学生や配属学生が薬剤部と協力して実施しています。アドバンスト学生は病棟・薬剤師外来や関連医局での活動を中心に、臨床研修・症例や研究内容を英語で紹介します。また、日米の薬学教育や文化も紹介し、交流を深めています。

社会活動

くすりを通じて社会を知ることで社会に貢献できる医療人の育成を目指して、地域での「くすり教室」や「研修」活動を積極的に実施・参加しています。中でも、特定非営利活動法人医薬品適正使用推進機構(NPO J-DO)は、国民にくすりを安全に安心して使っていただくために薬剤師や国民に対する教育講演や学会を開催しています。その活動の一つとして、小学生にもくすりのことを知ってもらう講義や体験実験(くすり教室)を行っています。2014年度からは、薬物依存に関連する講義や体験実験も行っています。

2011年11月26~27日

第5回次世代を担う医療薬科学シンポジウム(名古屋)

「第5回次世代を担う医療薬科学シンポジウム」が、名古屋大学医学部附属病院中央診療棟3F講堂にて「基礎と臨床を繋ぐ医療薬科学研究を目指して」をテーマに開催されました。

当部門からは、研究員の水野智博先生及び学部6年の肥田裕丈が口頭発表、学部6年の平林 彩および学部5年の鵜飼麻由、荻野由里恵がポスター発表を行いました。

いずれも発表においても活発な議論が行われ、今後の研究の更なる進展につながる大変有意義な機会となりました。

(報告者:鵜飼麻由)

【口頭発表】
水野智博
「正常ラット腹膜における膜補体制御因子の機能的役割について」
肥田裕丈
「新生仔期の免疫異常と若年期の精神異常発現薬による複合負荷は、成体期における精神行動に影響する」

【ポスター発表】
平林 彩
「ヒトB細胞応答に対するシクロスポリンの抑制作用」
鵜飼麻由
「幼若期における慢性社会敗北ストレス負荷は、抗うつ薬抵抗性の社会性行動障害を惹起する」
荻野由里恵
「ブロナンセリンはドパミンD1受容体を介してフェンシクリジン誘発認知機能障害改善する」

2011年11月25~27日

第53回日本小児血液・がん学術集会(群馬)

「第53回日本小児血液・がん学術集会」が、ベイシア文化ホール・前橋商工会議所にて「小児血液・がん医療の新たなステージに向かって」をテーマに開催されました。

当部門からは、学部5年の後藤綾が口頭発表を行いました。小児血液を担う全国の臨床専門医との質疑応答を通し、様々な意見交換を行うことができました。今後も病態の解明が必要である分野であることを改めて理解することができました。

(報告者:後藤 綾)

【口頭発表】
後藤 綾(11月25日)
「小児不応性血球減少症におけるTP53遺伝子変

2011年11月23日

日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会(名古屋)

「日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会」が、ウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて「薬学教育と薬剤師育成の未来可能性を拓く」をテーマに開催されました。

本会は、東海地区の薬剤師、薬学生、大学教員ら多くの参加者が集まりました。当部門からは、研究員の椿井 朋が口頭発表を行いました。6年生薬学教育は完成年度を迎え、臨床現場に即戦力として活躍できる薬剤師育成を目標に、薬学教育の現状と今後の課題についても活発な意見交換がなされました。基礎分野と臨床分野の発表が同日に開催され、さまざまな活動報告より見識を広げる良い機会となりました。

(報告者:椿井 朋)

【口頭発表】
椿井 朋
「病院実務実習における常駐教員の役割」

2011年10月27~29日

第21回日本臨床精神神経薬理学会・第41回日本神経精神薬理学会(東京)

「第21回日本臨床精神神経薬理学会・第41回日本神経精神薬理学会」が、京王プラザホテルにて「向精神薬を科学する-薬物療法をより良いものとするために」をテーマに開催されました。

当部門からは、野田幸裕がNP精神科専門薬剤師精神医学セミナーにて、オーガナイザーを務めました。各演者の発表後には、フロアーから多数の質問があり、野田幸裕もコメントしながら、向精神薬の「過量服薬」が「多剤投与」を背景として社会的問題となっていること、「過量服薬」を防止するために向精神薬の処方実態とその適正使用に関する理解を深めることが重要であることが認識されました。

(報告者:野田幸裕)

【セミナー】
野田幸裕(10月29日)オーガナイザー
NP精神科専門薬剤師精神医学セミナー:向精神薬の過量服薬防止に向けてPrevention of excessive medication for psychotropic drugs

2011年10月13~15日

平成23年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会:第46回日本アルコール・薬物医学会、第23回日本アルコール精神医学会、第14回ニコチン・薬物依存研究フォーラム(名古屋)

「平成23年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会:第46回日本アルコール・薬物医学会、第23回日本アルコール精神医学会、第14回ニコチン・薬物依存研究フォーラム」が、2愛知県産業労働センターにて開催されました。

薬物、アルコールやニコチンの不適切な使用や摂取によって起こる問題として依存症が挙げられ、依存症は患者自身だけでなく、その周りの人々の心身に大きな影響をおよぼし、深刻な社会問題にもなっています。本合同学術総会において、当部門からは、野田幸裕がと題した精神科専門薬剤師セミナーを開催しました。依存症の治療には多種類の向精神薬が使用され、患者の社会復帰にも薬剤師が関与する必要性が求められており、参加者との活発な質疑応答や意見交換が行われました。

(報告者:野田幸裕)

【シンポジウム】
野田幸裕
精神科専門薬剤師精神医学セミナー
「アルコール・ニコチンおよび薬物依存の治療における精神科専門薬剤師の役割」

2011年10月8日

第55回日本薬学会関東支部大会(千葉)

「第55回日本薬学会関東支部大会」が、東邦大学習志野キャンパスにて開催されました。

当部門からは、野田幸裕がシンポジウムにおいて発表を行いました。基礎・臨床研究を通じて我々の精神科医療における薬物治療への介入について討論がなされました。

(報告者:野田幸裕)

【シンポジウム】
野田幸裕 演者
シンポジウム:基礎と臨床研究の協働から考える専門薬剤師の役割-がん領域、精神科領域-
「精神科医療における薬物治療への介入:基礎と臨床研究からの戦略」

2011年10月4日〜6日

第47回日本移植学会総会(仙台)

「第47回日本移植学会総会」が、仙台国際センターにて「移植医療の新展開-心を分かち命を繋ぐ-」をテーマに開催されました。

当部門からは、学部6年の平林彩が口頭発表を行いました。全国から多くの医療従事者が参加しており、移植医療のさらなる展開に必要な課題や、それらを支える社会的な基盤整備についても、様々な視点から議論がなされており、新しい知見や視野を広げる大変有意義な機会となりました。

(報告者:平林 彩)

【口頭発表】
平林 彩(10月6日)
「B細胞増殖抑制とシグナル伝達経路」

2011年10月1~2日

第21回 日本医療薬学会年会(神戸)

「第21回日本医療薬学会年会」が、神戸国際展示場・神戸国際会議場・神戸商工会議所会館・クオリティホテル神戸にて「Enjoy Pharmacists’ Lifestyles」をテーマに開催されました。

当部門からは、学部6年の浅井玲名がポスター発表を行いました。臨床の場で活躍されている参加者と活発な質疑応答や意見交換を行うことができ、今後、薬剤師として医療に貢献してく上で必要な知識や態度を習得する良い機会となりました。

(報告者:浅井玲名)

【ポスター発表】
浅井玲名(10月2日)
「気管支喘息患者における服薬アドヒアランスの評価と実態」

2011年9月24~25日

第5回日本緩和医療薬学会年会(千葉)

「第5回日本緩和医療薬学会年会」が、幕張メッセ国際会議場にて、「共に語ろう…緩和医療チームと薬剤師の未来」をテーマに、開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授が一般演題の座長を務めました。研究員岸 里奈先生が論文賞受賞講演を、修士課程2年の小谷 悠がポスター発表を行いました。近年、緩和医療は特に注目されており、著しく発展していることから、新たな知見を得る有意義な機会となりました。

(報告者:小谷 悠)

【論文賞受賞講演】
岸 里奈(9月24日)
「肺がん患者におけるオピオイドによる副作用の増悪因子の探索」

【ポスター発表】
小谷 悠(9月25日)
「がん緩和治療における胃酸分泌抑制薬の使用状況の変化」

2011年9月23~24日

第2回アジア神経精神薬理学会(AsCNP: The 2nd Congress of Asian College of Neuropsychopharmacology)(ソウル、大韓民国)

The 2nd Congress of Asian College of Neuropsychopharmacology (AsCNP)が、大韓民国のグランドヒルトンソウルホテル・コンベンションセンターにて開催されました。

当部門からは野田幸裕教授、研究員の毛利彰宏先生と松本友里恵先生、学部6年の肥田裕丈がポスター発表を行いました。本会のポスターセッションでは、不慣れな英語での討論ではありましたが、アジア圏を中心に各国から集まった参加者と活発な質疑応答や意見交換が行われました。未熟な言語力という課題も浮き彫りになり、国際化に対応すべく今後さらに精進していきたいと思いました。

また本会にて、毛利彰宏先生がYoung Investigator Fellowship Award、肥田裕丈、松本友里恵先生がJSNP Excellent Presentation Award for AsCNP 2011をそれぞれ受賞したので、発表要旨および表彰状を紹介します。

(報告者:肥田裕丈)

【ポスター発表】
野田幸裕(9月23日)
「Social Defeat Stress During Juvenile Stage Impaires Social Behaviors Associated with Alternation of Brain Monoaminergic Functions in Mice」
毛利彰宏(9月23日)要旨&表彰
「Mouse Strain Differences in Phencyclidine-induced Behavioral Changes」
松本友里恵(9月23日)要旨&表彰
「Vulnerability to Rearing Environmental Changes in Early Life Plays a Crucial Role in the Aetiopathology of Psychiatric Disorders」
肥田裕丈(9月23日)要旨&表彰
「Combination of a Neonatal Viral Infection with an Adolescent Substance Use Affect Psychological Function in Adult」

2011年9月2日~3日

第48回補体シンポジウム(名古屋)

「第48回補体シンポジウム」が、名古屋市立大学にて、開催されました。

当部門からは、研究員の水野智博が口頭発表を行いました。基礎から臨床へのフィードバックを目的とした研究内容が例年よりも多数見受けられ、非常に有用なシンポジウムでした。

【口頭発表】
水野智博(9月2日)
「急性腹膜障害に対するC5aの関与とC5a阻害薬の有用性」

2011年7月9~10日

医療薬学フォーラム2011/第19回クリニカルファーマシーシンポジウム(北海道)

「医療薬学フォーラム2011・第19回クリニカルファーマシーシンポジウム」が、旭川市民文化会館および旭川グランドホテルにて「薬学六年制の夜明け」をテーマに開催されました。

当部門からは、学部6年の平林 彩がポスター発表を行いました。発表において、参加者との活発な質疑応答や意見交換が行われ、今後の課題等を認識するよい機会となりました。また医療現場および教育・研究現場の関係者が全国から参加しており、本会を通して、新しい知見や視野を広げることができ、大変有意義な時間でした。

(報告者:平林 彩)

【ポスター発表】
平林 彩(7月9日)
「疼痛緩和治療における胃酸分泌抑制薬の使用状況」

2011年6月24~27日

The 11th Asian Conference on clinical Pharmacy:第11回アジア臨床薬学会議(パサイ、フィリピン)

「The 11th Asian Conference on Clinical Pharmacy」が、フィリピンのINTERNATIONAL CONVENTION CENTER(PICC)にて開催されました。

当部門からは、野田幸裕がplenary session 2にて口頭発表を行いました。発表後は、フロアーにて海外の先生から質問を受け、特に、臨床研修と研究を融合させて、学生にリサーチマインドを埋め込み、質の高い教育を実施していること、薬学部教員が自ら医療施設で喘息外来にて学生指導していること、患者サービスの質の向上のため、常にデータを取り客観的に検証していること、などに大変興味を示していました。午後からは、共同演者のポスター発表のフリーディスカッションに参加しました。

(報告者:野田幸裕)

【口頭発表】
野田幸裕(11月25日)
plenary session 2:Valuing Dynamic Partnerships in the Attainment of Healthcare Outcomes
「The Practical Clinical Education/Research in a Cooperation of Pharmaceutical with Medical School」

2011年9月16日

平成23年度卒業論文発表会

「平成23年度卒業論文発表会」が、名城大学薬学部 新1号館ライフサイエンス教室および6号館63教室にて開催されました。

当部門からは、学部6年の肥田裕丈、平林彩、室崎千尋、浅井玲名が口頭発表を行いました。それぞれが工夫を凝らしたスライドを用いて研究内容をわかりやすく発表し、質疑応答においても的確に答えていました。約2年間の集大成として、成果を十分に発揮することができた発表会でした。今後研究を進めていくにあたり、課題や考慮すべき問題点を認識することができました。また、本発表会では、他の研究室の研究内容を学ぶ良い機会となりました。

(報告者:室崎千尋)

【口頭発表】
肥田裕丈
「新生仔期の免疫異常と若年期の精神異常発現薬による複合負荷は、成体期における精神行動に影響する」
平林 彩
「シクロスポリンはB細胞受容体の刺激を介して増殖させたB細胞を抑制する」
室崎千尋
「がん疼痛患者におけるオキシコドンの応答性に関する研究」
浅井玲名(アドバンストコース)
「気管支喘息患者における服薬アドヒアランスの評価と実態およびバゾプレシン遺伝子発現における小胞体ストレスの関与」

2011年8月16~17日 

ゼミ旅行

1日目:8月16日(火)

はじめに岐阜の郡上八幡を訪れました。博物館では郡上おどりを実際に見ることができました。その後街並みを散策し、食べ歩きでは飛騨牛コロッケを頂きました。郡上はサンプル作りも有名であり、サンプル工場ではフロートキャンドルとエビの天ぷら、キャベツ半玉2つを作ることができました。残念ながらエビ天は、衣が厚い大衆食堂に出てきそうなものに仕上がってしまいました。郡上の文化に触れ、楽しく学ぶことができました。

夜は奥飛騨の平湯温泉にある「中村館」に宿泊し、夕食後は皆で花火を楽しみました。宴会では、チーム対抗で今回のゼミ旅行にちなんだクイズや、毎年恒例の絵心クイズなどを行い、大変盛り上がりました。

 

 

2日目:8月17日(水)

翌朝は上高地に向かいました。生憎の雨で車内での昼食となりましたが、雨の上高地もまた風情があり良かったです。続いてチロルの森に向かい、アイスクリーム作りを体験しました。ボールの壁に固まったアイスを削るのは予想外にも力仕事でしたが、美味しいアイスを作るべく本気で取り組みました。この時は既に空は晴れ上がり、暑くなっていたので出来立ての冷たいアイスは最高でした。

この2日間大変楽しいひと時を過ごすことが出来、今年新たに研究室に加わったメンバーと親睦を深めることで、研究室内の結束を強めることが出来ました。

(報告者:鵜飼 麻由)

2011年3月18日

2010年度 卒業式

「2010年度 卒業式」が、愛知県体育館にて、「平成22年度学位記授与式・祝賀会」が、名古屋マリオットアソシアホテルにて開催されました。

当部門からは、修士課程2年の6名、学部6年の4名が修了・卒業されました。先輩方がいなくなってしまうのは寂しいですが、この病態解析学で学んだ経験を活かして、新たな環境での益々のご活躍をお祈りしています。またいつでも当室にいらして下さい。お待ちしております。

(報告者:山下加織)

2011年2月16日

2010年度 大学院薬学研究科修士論文発表会

「2010年度 大学院薬学研究科修士論文発表会」が、名城大学薬学部 新1号館ライフサイエンス教室にて開催されました。

当部門からは修士課程2年の安藤 雄、小谷 悠、桑原宏貴、新美友世、伊東和真、大橋美月が口頭発表を行いました。それぞれが工夫を凝らしたスライドを用いて研究成果を発表し、質疑応答においても的確に答えていました。修士課程2年間の集大成として、成果を十分に発揮することができた発表会でした。

(報告者:安藤 雄)

【口頭発表】
安藤 雄
「発達過程における社会的ストレス負荷が高次精神機能に与える影響」
小谷 悠
「がん緩和ケアにおける個別化医療に向けた遺伝子関連解析研究」
桑原宏貴
「腹膜線維化・急性炎症における補体アナフィラトキシンC5aの関与」
新美友世
「腹膜線維症の発症・進展に関わるターゲット分子の同定」
伊東和真
「脂肪細胞系におけるアディポカイン発現・分泌に対するSemicarbazide-Sensitive Amine Oxidaseの関与」
大橋美月
「網羅的解析法による精神疾患における新規発症脆弱性因子の探索研究」

2011年1月8日

学術フロンティア推進事業第3回若手研究者シンポジウム 第1回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム

「学術フロンティア推進事業第3回若手研究者シンポジウム」および「第1回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム」が、名城大学薬学部にて開催されました。

当部門からは、若手研究者シンポジウムにおいて当部門研究員の毛利彰宏先生がシンポジストとして発表し、学生フォーラムでは修士課程2年の伊東和真、学部5年の肥田裕丈と平林 彩が口頭発表、修士課程2年の安藤 雄、大橋美月、桑原宏貴、小谷 悠がポスター発表を行い、学部4年も聴衆参加しました。また、安藤 雄、小谷 悠は学生フォーラムの口頭発表の座長も務めました。活発な質疑応答や意見交換が行われ、他分野の研究にも触れることができ大変有意義でした。後輩にとっても刺激的であり、実り多い行事であったと思います。今後このようなフォーラムを通して各自の研究に不足している部分を積極的に取り込み、自らをさらに発展・成長させていきたいと思います。

(報告者:浅井玲名)

第3回若手研究者シンポジウム
【シンポジウム】
毛利彰宏/シンポジスト
「MAGE-D1遺伝子欠損マウスはセロトニン作動性神経機能低下を伴ったうつ様行動を示す」

第1回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム
【口頭発表】
伊東和真
「腎癌における腎摘除術後の腎機能低下が血糖降下療法に及ぼす影響
肥田裕丈
「新生仔期における免疫異常は若年期における精神異常発現薬による情動・認知機能の障害及びGLASTの異常発現を増強する」
平林 彩
「シクロスポリンはヒトB細胞増殖を直接抑制する」
【ポスター発表】
安藤 雄
「幼若期における慢性的な社会性ストレスが実験動物の社会性行動や脳機能に及ぼす影響」
大橋美月
「統合失調症および双極性障害の発症脆弱性因子探索のためのプロテオーム解析」
桑原宏貴
「外来喘息教室における気管支喘息治療薬の吸入指導後の症状および患者満足度の評価」
小谷 悠
「緩和医療における胃酸分泌抑制薬の使用状況に関する調査」

2011年1月6日

2010年度 新年会

「2010年度 新年会」が、鶴舞駅付近の居酒屋にて開催されました。

出てくる料理はどれも美味しく、とても楽しい時間を過ごすことができました。修士課程2年の先輩方は修士論文の作成も大詰めで、私たち学部5年は病院・薬局実務実習や卒業研究、学部4年は数週間後に控えているCBT対策など、益々気を引き締めていかなくてならない状況の中、楽しいひと時を過ごしました。また、当室一同今年も1年頑張っていこうと皆で誓いました。

(浅井玲名)

2011年3月14~17日

米国サンフォード大学薬学部から研修生訪問

米国サンフォード大学薬学部のGary A. Perkins君が、名城大学薬学部 サテライトセミナー室にて、臨床研修を実施しました。
名古屋大学医学部附属病院と連携している当部門での活動紹介として、学部5・6年の学生が各医局との共同研究における研究内容について英語で発表を行いました。また、外来化学療法や喘息教室、各研究先の医局を見学しました。Gary君からも自己紹介、研究内容の発表が行われ、米国と日本の臨床や研究の相違点について深く考えることができました。Gary君は日本語や日本のライフスタイルにも興味を持っており、短期間でありましたが、様々な会話を通して交流を深めることができました。
(報告者:後藤 綾)

2011年11月5日

ロナセン発売3周年記念講演会(大阪)

「ロナセン発売3周年記念講演会」が、ヒルトン大阪にて開催されました。

当部門から野田幸裕が基調講演を行いました。講演後にはフロアから多数の質問があり、抗精神病薬としてのブロナンセリンの非定型性についてモデル動物を用いて検証した研究に対して多くの精神科医が興味を示しました。

(報告者:野田幸裕)

【基調講演】
野田幸裕
「ブロナンセリンの最新知見-基礎研究の立場から-」

2011年10月30日

第5回精神科専門薬剤師セミナー(東京)

「第5回精神科専門薬剤師セミナー」が、日経ホールにて、「精神科急性期治療における精神科専門薬剤師の役割」をテーマに開催されました。

当部門からは、野田幸裕がランチョンセミナーの座長を務めました。その他、「精神科臨床薬学研究会による処方実態調査」、「維持期を見据えた合理的な精神科救急・急性期薬物治療」、「精神科急性期入院患者に対する服薬指導-急性期パス導入後のスタッフの変化」、「精神科急性期治療におけるSDMの実践」などの講演がありました。

(報告者:野田幸裕)

【ランチョンセミナー】
野田幸裕 座長
「統合失調症患者の多様なニーズに応えるために-剤形選択の重要性-」

2011年10月9日

スギ薬局グループ 「キレイ・健康応援フェスタ」

スギ薬局グループによる「キレイ・健康応援フェスタ」が、名古屋市中小企業振興会館吹上ホールにて、開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授、研究員の毛利彰宏先生、学部5年の鵜飼麻由、荻野由里恵、櫛田真由、後藤 綾、山下加織及び4年の谷口将之、土屋翔子、永井智子がそのイベントにて行われた特定非営利活動法人医薬品適正使用推進機構(NPO J-DO)による「くすり教室」に、参加致しました。くすり教室の参加者に、分かりやすく、納得頂ける説明をすることの大切さを実感し、将来薬剤師として医薬品の適正使用を担う者にとって、大変貴重な経験を積むことが出来ました。111009 NPO

(報告者:鵜飼麻由)

2011年9月18日

Dopamine Serotonin Forum 2011 : DSフォーラム2011(神戸)

「Dopamine Serotonin Forum 2011 : DSフォーラム2011」が、神戸ポートピアホテルにて開催されました。

本フォーラムは、大日本住友製薬株式会社および吉富薬品株式会社の共催で開催され、当部門からは、野田幸裕教授が講演を行いました。臨床の現場に携わる参加者も多く、基礎のみでなく、基礎・臨床両方向からのアプローチでブロナンセリンを評価しており、新しい知見を得られる大変有意義な時間となりました。今後の研究活動に反映できるよう検討していきたいです。

(報告者:肥田裕丈)

【講演】
野田幸裕
分科会1:ドパミン関連セミナー
「第二世代抗精神病薬と認知機能:統合失調症モデル動物を用いたブロナンセリンの薬効の評価」

2011年8月2日

Inter-professional Education(IPE:多職種連携教育)実習(名大病院)

「Inter-professional Education(IPE:多職種連携教育)実習」が、名古屋大学医学部附属病院中央診療棟4階にて開催されました。

当部門からは、学部5年が医学生・薬学生・看護学生のグループワークにて、多職種の専門的視点からの議論と相互理解をもとに、SP(模擬患者)に対してアプローチをするという内容で、参加しました。他学部生が自分達とは異なる視点を持っていたことで医療人としての視野が広がり、また現代医療におけるチーム医療の重要性を認識することができ、大変良い機会となりました。

(報告者:荻野由里惠)

 

2011年7月30日

精神科薬物療法研究会講演会(愛媛)

「精神科薬物療法研究会講演会」が、愛媛県薬剤師会館にて開催されました。

当部門からは、野田幸裕が特別講演を行いました。多くの精神科領域の医療現場の関係者が参加しており、新たに臨床薬剤師業務を展開するためにも基礎・臨床研究を取り入れていく必要性について参加者との活発な質疑応答や意見交換が行われました。

(報告者:野田幸裕)

【特別講演】
野田幸裕
「臨床薬剤師業務の新たな展開と研究の推進-精神科薬剤師としての挑戦-」

2011年7月15日

くすり教室「名古屋市立中島小学校 名古屋」

名古屋市立中島小学校にて 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」 「くすり教室:実験講座」を開催しました。110715 NPO

2011年2月26日

三公立連携薬剤師生涯教育支援講座特別シンポジウム第5回育薬・創薬研究センター教育フォーラム(岐阜)

「三公立連携薬剤師生涯教育支援講座特別シンポジウム第5回育薬・創薬研究センター教育フォーラム」が、岐阜薬科大学にて、「薬剤師職能の新たな展開と、大学に求められる臨床教育」をテーマに開催されました。

当部門からは修士課程2年の小谷 悠が発表しました。多くの病院薬剤師、薬局薬剤師、薬学教員による活発な意見交換が行われました。職能の拡大が求められている薬剤師の新たな取り組みや6年制薬学教育の特色ある発展を目指した大学の取り組みを知る良い機会となりました。

(報告者:小谷 悠)

【口頭発表】
小谷 悠、野田幸裕
「医薬連携における臨床研究の実践:卒業研究に向けて」

2011年2月25日

くすり教室「春日井市立西藤山台小学校 愛知」

春日井市立西藤山台小学校にて 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」 「くすり教室」を開催しました。110225 NPO

2011年2月23日

平成22年度厚生労働科学研究費補助金(化学物質リスク総合研究事業)分担研究報告会

「平成22年度厚生労働科学研究費補助金(化学物質リスク総合研究事業)分担研究報告会」が、名城大学薬学部 新1号館6階中会議室にて開催されました。

本プロジェクトでは、化学物質の安全対策の観点から国民の保健衛生の向上に資する成果をあげるべく取り組んでおります。当部門からは、野田幸裕が3年間の研究実績を報告しました。その他にも化学物質と精神疾患あるいは精神機能障害のスクリーニング方法に関する研究の成果が基礎および臨床の両面から報告され、各発表において活発な質疑応答が行われました。化学物質の乱用や摂取による脳とこころの問題を総合的に考える良い機会となりました。

(報告者:野田幸裕)

野田幸裕
「神経発生・発達過程における化学物質・環境ストレス負荷による高次精神機能の変容」

2011年2月10日

くすり教室「江東区立東砂小学校 東京」

江東区立東砂小学校にて 「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」 「くすり教室:実験講座」を開催しました。110210 NPO

2011年2月4日

平成22年度名城大学学術フロンティア推進事業研究成果報告会

「平成22年度名城大学学術フロンティア推進事業研究成果報告会」が、名城大学薬学部 6号館4階情報メディア教室にて開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授が発達過程における社会的ストレス負荷が高次精神機能に与える影響について報告しました。その他にもストレス関連疾患に関する研究の成果が基礎および臨床の両面から報告され、各発表において活発な質疑応答が行われました。ストレス社会における脳とこころの問題を総合的に考える良い機会となりました。

(報告者:安藤 雄)

【口頭発表】
野田幸裕
「ストレスと精神障害の発症脆弱性に関る分子の探索」