活動報告

大学・研究室行事

大学行事として、学生フォーラム、ソフトボール大会、オープンキャンパス、卒論発表や卒業式などが開催され、こうした行事には積極的に参加しています。研究室行事として、鶴舞公園での花見、ゼミ旅行、スポーツフェスティバル、新年会など、1年を通して楽しいイベントを開催し、メンバー同士の親睦を深めています。

2018年4月11日

第3回(第54回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第3回(第54回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

安城更生病院の循環器内科、心臓血管外科、呼吸器外科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

大動脈解離患者では、全身循環血液量の減少や大動脈解離による疼痛により交感神経が刺激されることで血圧の上昇が認められることがあります。血圧の上昇は、病態の悪化や疼痛の増強のリスク因子となるため、病状の急性期や慢性期での血圧管理が重要となります。降圧薬として、カルシウム拮抗薬、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬、利尿薬、あるいはβ遮断薬などがあります。ニトログリセリンの耐性の形成、心機能や腎機能の低下を招かないように降圧薬としてアダラートCR錠が提案されました。血圧の推移・患者の病状をモニタリングしながら、適切な薬剤の選択・使用を行うことの重要性を学びました。今後のアドバンスト活動において、多種多様な治療薬を選択する上で、変動する検査値、患者の病状を考慮した薬学的な介入が実践できるようにしていきたいです。

(報告者:髙木修平)

【安城更生病院】
「急性大動脈解離患者の血圧管理における適切な薬剤選択」

2018年3月29日、4月3日

2018年度 お花見会・親睦会:“温もり感じた”

「2018年度 お花見会・親睦会」が、鶴舞公園とワインとグリルの大衆バル FORYOU フォーユー 名古屋駅店にて開催されました。

3月29日にはサンフォード大学からの留学生2名とともに鶴舞公園にてお花見を行いました。天候にも恵まれ、満開になった桜の下で集合写真を撮影しました。公園内には屋台が立ち並んでおり、桜の下で軽食にも賑わいがありました。

4月3日には親睦会を行い、当室のOBである薬効解析学研究室の水野智博助教もご参加いたしました。野田幸裕教授の乾杯の挨拶から始まり、おいしい食事に心が和まされ、話に花を咲かせることができました。最後に吉見 陽助教のお言葉で会を締めていただき、終宴となりました。温かい雰囲気のおかげで心身ともに英気を養うことができましたので、今年度も当室一同活動に精を出していきたいと思います。

(報告者:髙須光平)

2018年3月22日

2017年度 送別会:追い出しコンパ

「2017年度 送別会:追い出しコンパ」が、ほっこり 名駅店にて開催されました。

今年度は、後藤 綾先輩が博士課程を修了し学位を取得され、8名の学部生が卒業されました。残念ながら、後藤 綾先輩と学部卒業生の2名は不参加でしたが、OGの先輩を含め総勢26名が参加しました。野田幸裕教授の挨拶から始まり、先輩方と当部門での生活を振り返りながら、談笑を楽しみました。会の中盤には野田幸裕教授から、当部門オリジナルの修了書が学部卒業生1人1人に手渡され、博士課程1年の伊藤貴博先輩より寄贈いただいた特大ケーキが贈られました。学部卒業生からは、野田幸裕教授と吉見 陽助教、在籍する一同へ記念品を頂きました。会の最後には、吉見 陽助教から激励の言葉が送られました。先輩方の最後まで責任をもって任務を遂行する姿や主体性を持って活動されている姿に、いつも士気を高められていました。

4月から博士課程に進学される内田美月先輩には今後もご指導を賜りつつ、在籍する学生一同協力して、研究とアドバンスト研修活動を更に発展させていきたいと思います。皆様の新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

 

(報告者:城間由奈)

2018年3月20日

2017年度 卒業式:博士課程修了生と学部卒業生への記念品授与

「2017年度 卒業式」が、愛知県体育館にて、「平成29年度学位記授与式・祝賀会」が、名古屋マリオットアソシアホテルにて開催されました。

当部門からは薬学研究科博士課程(4年制)第3期修了生として1名、6年制薬学部第7期卒業生として7名が卒業しました。学部卒業生の内田美月、竹内佐織は研究の功績で、岩田未来は学業の功績で、学部長表彰を受けました。先輩方には研究・アドバンスト活動において様々な場面で丁寧にご指導頂き、大変お世話になりました。忙しい日々に追われながらも、何事にも手を抜かず一生懸命取り組まれた先輩方に倣い、後輩一同、向上心を持って精一杯当部門を引っ張っていきます。春からはそれぞれ別々の道を進まれることとなりますが、「病態解析学Ⅰ」で身に付けられた力と得られた思い出を携えて、強く歩んでいかれることを心より祈念しております。

(報告者:田代侑子)

2018年3月14日

第2回(第53回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第2回(第53回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

名古屋大学医学部附属病院の歯科口腔外科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

再発・転移下顎歯肉癌患者の標準治療として、セツキシマブ、シスプラチン(あるいはカルボプラチン)、およびフルオロウラシルの併用療法が施行されます。抗EGFR抗体薬であるセツキシマブの特徴的な副作用に発疹やざ瘡様皮疹などの皮膚障害があります。発現した皮膚症状に対してヒルドイドソフト軟膏(保湿剤)とエキザルベ(ヒドロコルチゾンと混合死菌浮遊液の合剤)の処方提案を行い、低カリウム血症に対して、内服のカリウム製剤が追加されました。治療を行う意義や使用薬剤の説明を行い、経時的な症状の確認と治療効果の評価により症状の緩和に繋がりました。抗癌剤治療による自覚症状の少ない副作用に対しては臨床検査値をモニタリングすることで早期発見に繋がることや、治療の必要性や服用方法について患者の理解を得ることの重要性を学びました。今後のアドバンスト活動において、患者の服薬アドヒアランスの維持・向上に繋がる服薬説明や処方提案を行い、治療薬によって起こり得る副作用の発現および重篤化を防ぐことができるよう精進していきたいと思います。

(報告者:城間由奈)

【名古屋大学医学部附属病院】
田代侑子
「下顎歯肉癌 化学療法治療における副作用モニタリングとその改善に向けて」

2018年3月7日

第1回(第52回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第1回(第52回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 ライフサイエンスホールにて同時開催されました。

藤田保健衛生大学病院の精神科外来にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

統合失調症からのリカバリー(回復)と再発防止には、服薬を継続することが重要です。統合失調症の治療に用いられる抗精神病薬は、中枢神経抑制作用を有します。この作用がアルコール飲用により増強される恐れがあることから、併用注意になっています。飲酒習慣があるためにアルコールとの相互作用を気にしていた患者に、節酒指導に加え、服用タイミングの指導も実践し、アドヒアランスの向上に努めました。飲酒習慣に着目した服薬指導を学ぶことができ、非常に勉強になりました。今後のアドバンスト活動において、入院中のみならず退院後の患者の生活スタイルにも目を向けて指導・支援が行えるよう精進していきたいと思います。

(報告者:林 千裕)

【藤田保健衛生大学病院】
「統合失調症患者の薬物療法における薬剤師の役割」

2018年1月16日

2017年度 新年会:添子とのお年玉ジャンケン大会

「2017年度 新年会」が、梵天丸 鶴舞店にて開催されました。

野田幸裕教授から新年会の乾杯の挨拶として、一年間、目標を持って活動するように2018年に向けてのお言葉を頂きました。残念ながら、薬剤師国家試験に向けて、勉強されている学部6年生の先輩方の参加はありませんでしたが、研究員の梅村先生を含め、総勢22名で開催することが出来ました。学部4年生はOSCE、CBT、あるいは基礎薬学総論試験を終えたばかりであったため、久しぶりに一同が集まった会となり、各テーブルで話題が尽きませんでした。

会の終盤には、新年「お年玉ジャンケン大会」として、女装した学部5年生の添田光輝(添子)とのジャンケンで勝ち抜いた上位3名には、お年玉として図書カードや入浴剤が送られました。最後に、吉見 陽助教のお言葉で楽しい新年会は終わりました。

今年も気を引き締めて、実習や勉強、研究活動に対して目標を持って頑張っていきたいと思います。

(報告者:村川依代)

添子とのお年玉ジャンケン大会
    1位:城間由奈
    2位:村川依代
    3位:武藤利奈